XRP デリバティブ市場の最新動向と ETF 注目ポイント
みなさん、こんにちは。今回は XRP の最近の動きについて、特にデリバティブ市場の状況を中心に解説していきます。
XRP のデリバティブ市場の動き
今週、XRP は約 2.63 ドル付近で推移し、市場価値は 100 億ドル以上増加しました。しかし、注目すべきは価格の表面的な動きだけでなく、その裏側にあるデリバティブのポジション状況です。
10 月に入ってから、XRP のオープンインタレスト(OI:未決済建玉)は大きな変動を見せました。10 月 6 日には約 30 億ドルに達したものの、その後急落し 10 月 17 日には約 10.8 億ドルまで減少。これは約 63% の大幅な縮小です。その後、10 月 26 日には約 13.9 億ドルまで回復しましたが、レバレッジは戻らず、まずは現物需要が安定し、その後に投機的な動きが追随した形と見られます。
Binance の影響と市場の現状
特に Binance がこのデレバレッジ(レバレッジの縮小)に大きく関与しており、XRP のオープンインタレストは 5 月の底値付近まで戻りました。この 5 月の底値は、XRP が 0.70 ドルから 3.50 ドルへと急騰する前の重要なポイントでした。
5 月の時点では、パーペチュアル(永久先物)のファンディングレートが大きく圧縮され、市場の流動性も改善していましたが、10 月はファンディングやベーシス(先物と現物の価格差)が安定し、流動性の改善も控えめです。つまり、レバレッジは整理されたものの、5 月〜6 月のような活発な売買の土台はまだ戻っていない状況です。
10 月 26 日のオープンインタレストの回復は小幅ながら意味があり、トレーダーが再び市場に関与し始めていることを示しています。ただし、まだ市場は半分の力で動いている状態で、大きな価格変動や連鎖的な清算リスクは低いものの、強い上昇トレンドが続くには新たな材料が必要とされそうです。ここで注目されているのが、XRP の ETF(上場投資信託)に関するニュースです。
XRP ETF に関する注目ポイント
もし米国証券取引委員会(SEC)が XRP 関連の ETF を承認すれば、まずは先物のタームストラクチャー(期間構造)に変化が現れると予想されます。具体的には、短期先物のベーシスが広がり、ファンディングレートが持続的にプラスに転じ、オープンインタレストが現物取引量と連動して増加する動きが見られるでしょう。
これは、夏の急騰時に見られた一時的で不安定なオープンインタレストの増加とは異なり、より健全な市場の再構築を意味します。一方で、承認が遅れたり、期待外れの結果になった場合は、オープンインタレストは 13〜15 億ドルのレンジで停滞し、価格は現物中心のレンジ取引に戻る可能性があります。
テクニカル的には、2.30〜2.35 ドルが現物の強いサポートとなり、2.50 ドルが今後の動きを占う重要なポイント、そして 2.70〜2.73 ドル付近は 10 月初旬のロングポジションが利益確定を目指すゾーンと考えられています。
今回の情報からは、XRP 市場がまだ完全に活気を取り戻しているわけではないものの、投資家の関心が徐々に戻りつつある様子がうかがえます。特に ETF 承認の動向が今後の市場の方向性を左右しそうなので、引き続きウォッチしていきたいですね!
