テラ 崩壊 裁判 被害者の声と判決の真実

みなさん、こんにちは。今回は、テラ(Terra)プロジェクトの創設者ド・クウォン氏の裁判に関する重要なニュースをお伝えします。

テラ崩壊の被害者からの手紙が裁判に影響

2022年に約400億ドル規模で崩壊したテラのUSTとLUNAの事件で、被害者は数百万にのぼるとアメリカの裁判官が述べています。その中で、315通の被害者からの手紙が裁判所に提出されました。これらの手紙には、自殺や破産、健康悪化など、テラ崩壊がもたらした深刻な影響が詳細に綴られています。

裁判官のポール・エンゲルマイヤー氏は、これらの手紙をすべて読み、深い感銘を受けたと報告されています。実際に夜遅くまで読み続け、予定をキャンセルしてまで対応したそうです。ド・クウォン氏に対しても、すべての手紙を読んだかどうかを尋ね、遅れて提出された30通の手紙については審理の延期も提案しましたが、クウォン氏は辞退し「できるだけ早く読む」と答えました。

被害者の声が示す現実の苦しみ

被害者の手紙には、数千ドルから数百万ドルに及ぶ損失が記されており、ある方は破産に追い込まれたと述べています。経済的な打撃は精神的・身体的な健康の悪化や家族関係の崩壊にもつながっていることがわかります。

例えば、アニタ・ユアビアンさんは、20万ドルの損失による「息苦しいほどのストレス」で健康状態が悪化し、常に痛みを抱えていると訴えています。また、ニコラスさんは、テラの人気DeFiアプリ「アンカープロトコル」で20%の利回りを得ていた62,000ドルを失い、その損失が原因で離婚し、実家に戻らざるを得なくなったと語っています。

さらに、ジョシュ・ゴルダーさんの手紙には、彼自身が数千万ドルの損失を被り、友人が損失のショックで自殺したという悲痛な内容も含まれていました。

裁判の判断と被害者の感情

最終的にド・クウォン氏には15年の懲役刑が言い渡されました。裁判官は被害者の手紙を判決の参考にしたと明言し、「投資家はリスクを取っていたが、詐欺の被害者になるリスクは取っていなかった」と述べています。

一方で、クウォン氏の弁護側が審理延期を断ったのは、感情的な影響を避けるための戦略的な判断だったと、暗号通貨関連の弁護士アリエル・ギブナー氏は指摘しています。裁判官が被告に直接尋ねたのは、手続きの公正さを保つためであり、謝罪や感情的な反応を求める意図ではなかったとのことです。

被害者の中には、クウォン氏を「天才」と評価し、刑務所に入れるのではなく被害者への返済システムを構築してほしいと願う声もありましたが、多くは法の厳罰を望んでいます。

まとめ

テラの崩壊は単なる金融事件にとどまらず、多くの人々の生活や健康、家族関係にまで深刻な影響を及ぼしたことが、被害者の手紙から浮き彫りになりました。裁判官がこれらの声を重く受け止めたことは、今後の暗号資産業界における責任の在り方を考えるうえでも重要な示唆を与えているように思えます。

引き続きウォッチしていきたいですね!