Whoop の進化と健康管理の未来とは?
みなさん、こんにちは。今日は、スポーツ選手や健康意識の高い人たちに人気のウェアラブルデバイス「Whoop」についてお話しします。
Whoop のこれまでの歩みと特徴
Whoop は、レブロン・ジェームズやマイケル・フェルプス、クリスティアーノ・ロナウドなどトップアスリートが愛用していることで知られています。創業者のウィル・アーメド氏がハーバード大学の最終学年に立ち上げたこのボストン発の企業は、現在200か国以上で展開し、昨年は収益が100%以上成長、キャッシュフローもプラスに転じたそうです。
Whoop のデバイスは、手首や上腕、胴体に装着し、睡眠や回復、心拍変動など多くのバイオマーカーを計測します。年間200~360ドルのサブスクリプションモデルで、デバイス本体も料金に含まれているのが特徴です。利用者の83%が毎日アプリを開くという高い定着率も注目されています。
次のステップは「命を守る」健康モニターへ
アーメド氏は、Whoop を単なるパフォーマンス向上ツールから、心臓発作の予兆を知らせるなど命を救う健康モニターへと進化させたいと考えています。すでに心電図(ECG)や心房細動の検出機能を医療機器として認可取得し、血圧の「インサイト」機能も提供していますが、これはFDA(米食品医薬品局)から医療診断にあたるとして警告を受けたこともあるようです。
さらに、Quest Diagnostics との提携で血液検査の結果をアプリに取り込み、専門家が解析するサービスも始めています。生物学的年齢を算出する「Health Span」機能は、昨年5月のリリース以来、最も人気のある機能になっているそうです。
デバイスのデザインと競合状況
Whoop のデバイスは画面や通知、歩数計がなく、あえて「時計」ではない設計にしています。これにより、既に持っている時計と併用でき、服の中に隠して装着することも可能です。ファッション性も意識しており、2021年に始めたアパレル事業も昨年70%成長しています。
競合のフィンランド発スマートリング「Oura」も似た層に支持されており、Oura は本体を約350ドルで購入し、年間約70ドルのプラットフォーム利用料を支払うモデルです。Oura の12か月後の継続率は80%台後半と高く、両社とも女性ユーザーが急増しているとのことです。
トップアスリートとの関係と今後の展望
Whoop は、選手に株式を渡してバンドを着けてもらうことはしていません。製品の価値を気に入った人が自然に使うべきだという考えからです。実際、今年のオーストラリアンオープンでは、国際テニス連盟の承認を得ているにもかかわらず、選手にバンドの装着を外すよう指示が出され、選手たちが反発するという出来事もありました。
Whoop は現在、アメリカとその他の国々でほぼ半々の売上構成で、60か国に正式に出荷しています。従業員は約750人で、さらに600人の採用を進めているそうです。創業者のアーメド氏は、IPO(新規株式公開)については明言を避けつつも、技術開発と事業成長に集中すれば満足できると話しています。
まとめ
Whoop は、単なるスポーツ用のフィットネスバンドから、より広範な健康管理ツールへと進化を目指しているようです。医療機器としての機能追加や血液検査との連携など、健康データの活用範囲を広げている点が興味深いですね。競合の Oura との動向も含め、今後の展開が注目されます。
引き続きウォッチしていきたいですね!
