Coinbase の AI × 仮想通貨 新時代到来!
みなさん、こんにちは。今回は、Coinbase が発表した新しい技術についてお話しします。これは AI と仮想通貨の世界をつなぐ、ちょっと未来的なシステムです。
Coinbase の新しい MCP ツールとは?
Coinbase は「Model Context Protocol(MCP)」という新しい仕組みを導入しました。これにより、AI エージェントが自分のウォレットを持ち、ステーブルコインで支払いを行えるようになります。つまり、AI が自律的にお金のやり取りをできるようになるわけです。
この Payments MCP は、Coinbase が以前から開発している「x402」というプロトコルをベースにしています。x402 は「HTTP 402: Payment Required」という、あまり使われていなかったウェブの支払いコードを活用したもので、機械同士が暗号資産をやり取りするための標準的な仕組みを目指しています。
対応している AI は、Anthropic の Claude、Google の Gemini、OpenAI の Codex、Cherry Studio など。これらの AI は、ウォレットの作成や資金の入金、ステーブルコインの送金をチャットのような操作で行えます。
x402 プロトコルの背景
Coinbase のエンジニアリング責任者 Erik Reppel さんによると、x402 という名前は意図的に付けられていて、インターネットネイティブな支払い標準を作ろうという長年の挑戦の一環だそうです。90年代から、インターネット上での支払いをどう標準化するかは大きな課題でした。
HTTPS の登場でクレジットカード情報の送信は安全になりましたが、まだ統一された支払いの標準はできていません。各ショップが独自の方法でカード情報を扱っているためです。
Reppel さんは「AI エージェントは賢いプログラムなので、人間向けのシステムよりもプログラム同士がやり取りしやすい仕組みが必要」と話しています。AI が価値のやり取りを自動で行う時代に向けて、x402 はその土台になるかもしれません。
AI 主導の取引を簡単に体験できる
Payments MCP は、コードを書かなくても AI を使った取引を試せるように設計されています。メールアドレスだけでウォレットを作り、資金を入れて、AI が支払いできるサービスを探せるインターフェースが用意されています。
また、支出の上限や承認の設定も簡単にでき、プライバシーを守りつつ高速に動作する仕組みです。これにより、開発者だけでなく一般ユーザーも「エージェントコマース(agentic commerce)」を体験しやすくなっています。
現時点では ChatGPT は対応していませんが、将来的にサポートされる予定です。
安全性とコンプライアンスの工夫
各 AI エージェントのウォレットには、資金の上限や承認のルールが設定可能です。Reppel さんは「エージェントには専用の資金が与えられ、メインのウォレットにはアクセスできないので、勝手に大きな支払いをされる心配はない」と説明しています。
さらに、x402 の上にルールエンジンを作って、例えば「10セントまでは自由に使えるが、それ以上は承認が必要」といった細かい制御も可能です。
Coinbase は KYC(本人確認)などの規制もシステムに組み込み、ユーザー体験を損なわずに安全性を確保しようとしています。
オープンな標準を目指して
Coinbase と Cloudflare は「x402 Foundation」を設立し、このプロトコルを特定の企業に依存しない中立的なインフラとして維持していく計画です。Reppel さんは「企業は Coinbase が将来どうなるかに関わらず使い続けられるオープンなプロトコルを求めている」と話しています。
また、2026年には AI が自動的にサービスを購入する「エージェント支払い」の時代が来ると予想しており、ほとんどの人は裏でステーブルコインが使われていることに気づかないかもしれないとも言っています。
今回の発表は、AI とブロックチェーンの融合がさらに進む可能性を感じさせる内容でした。AI が自律的にお金を動かす未来は、まだ少し先かもしれませんが、こうした技術が着実に形になってきているのは興味深いですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
