AI 著作権問題 最新訴訟と注目技術 RAG とは?

みなさん、こんにちは。今回は AI 関連の著作権問題について、ちょっと気になるニュースをお伝えします。

シカゴ・トリビューンが AI 検索エンジン「Perplexity」を提訴

アメリカの大手新聞「シカゴ・トリビューン」が、AI を使った検索エンジン「Perplexity」に対して著作権侵害で訴訟を起こしました。訴状によると、トリビューン側は10月中旬に Perplexity に対して自社のコンテンツを使っているか問い合わせたところ、Perplexity の弁護士は「トリビューンの作品でモデルを訓練していないが、事実の要約は受け取ることがある」と回答したそうです。

しかしトリビューン側は、Perplexity が自社のコンテンツをほぼそのまま提供していると主張しています。特に注目されているのが、Perplexity が使う「Retrieval Augmented Generation(RAG)」という技術です。これは AI の誤情報を減らすために、正確な情報源だけを使う仕組みですが、トリビューンはこの RAG に自社の記事を無断で使っていると訴えています。さらに、Perplexity の「Comet ブラウザ」がトリビューンの有料記事の壁を回避して詳細な要約を提供しているとも指摘しています。

他のメディアも同様の訴訟を展開中

実はシカゴ・トリビューンは、メディアニュースグループやトリビューン・パブリッシングの一部として、4月に OpenAI と Microsoft に対してもモデルの訓練に使われた素材の問題で訴訟を起こしています。この訴訟はまだ続いており、11月にはさらに9社が同様の訴訟を起こしています。

また、Perplexity は Reddit や Dow Jones からも訴えられていて、Amazon からは AI ブラウザのショッピング機能に関して警告を受けたという話もあります。

今後の注目ポイント

AI モデルの訓練に使われるデータの著作権問題は、クリエイターやメディアが次々と訴訟を起こしている状況です。今回のケースでは、特に RAG のような技術が法的にどう評価されるのかが注目されています。AI が正確な情報を提供するために既存のコンテンツを使うことと、著作権の侵害との境界線がどこに引かれるのか、裁判の行方が気になるところです。

Perplexity は現時点でコメントを出していませんが、今後もこうした訴訟が増える可能性があり、AI と著作権の関係はますます複雑になりそうです。

個人的には、AI の利便性と著作権保護のバランスをどう取るかが今後の大きな課題だと感じます。技術の進化に法律が追いつくのは簡単ではありませんが、ユーザーとしても注目しておきたいテーマですね。引き続きウォッチしていきたいですね!