Granola が 15 億ドル評価に!最新 AI ノート機能とは
みなさん、こんにちは。今回は、AI を活用したミーティングの文字起こしとノート作成アプリ「Granola(グラノーラ)」の最新動向についてお伝えします。
Granola が 1.5 億ドルの資金調達で評価額が 15 億ドルに
Granola は、ミーティングの内容を自動で文字起こしし、ノートを作成するアプリとして人気を集めています。特に、会議中にボットが目立ってメモを取るのは嫌だけど、パソコン上で静かに文字起こしされるのは気にならないというユーザーのニーズに応えています。このサービスの人気が高まり、今回、シリーズ C ラウンドで 1.25 億ドル(約 150 億円)の資金調達に成功しました。これにより、会社の評価額は前回の 2.5 億ドルから一気に 15 億ドルに跳ね上がっています。
このラウンドには、Index Ventures の Danny Rimer 氏や Kleiner Perkins の Mamoon Hamid 氏などが参加し、既存の投資家である Lightspeed、Spark、NFDG も引き続き支援しています。Granola はこれまでに合計で約 1.92 億ドルの資金を調達しています。
エンタープライズ向け機能の強化と新機能「Spaces」
Granola はもともと個人や小規模チーム向けのアプリでしたが、最近は企業向けの機能を充実させています。例えば、昨年からはチームメンバーがノートを共同編集できるようになりました。現在では、Vanta、Gusto、Asana などの大手企業でも導入が進んでいます。
今回の資金調達発表に合わせて、新機能「Spaces(スペース)」をリリースしました。これはチームごとの作業スペースのようなもので、その中にフォルダーを作成し、アクセス権限を細かく設定できるのが特徴です。ユーザーはスペースやフォルダーごとにノートを検索できるため、情報管理がより効率的になります。
API の公開とユーザーからのフィードバックへの対応
AI を使ったミーティングノートは今や多くのサービスで提供されており、差別化が難しくなっています。Granola は今年 2 月に「Model Context Protocol(MCP)」というサーバーを導入し、さらにノートの内容を AI ワークフローに組み込むための API を新たに公開しました。
この API は、個人ユーザー向けと企業向けの 2 種類があり、ビジネスプラン以上のユーザーが利用可能です。実は以前、Granola がローカルのデータベースをロックダウンしてしまい、ユーザーが自分で設定していた AI エージェントの動作が壊れてしまうトラブルがありました。創業者のクリス・ペドレガル氏は、データを閉じ込める意図はなく、ローカルキャッシュの設計変更が原因だったと説明し、API の提供で問題を解決すると約束しています。
他ツールとの連携と今後の展望
Granola はすでに Claude、ChatGPT、Figma Make、Replit など多くのツールと連携しており、今後もパートナーを増やしていく予定です。ミーティングの文字起こし自体は一般的な機能になりつつあるため、今後はノートや議事録を活用して、フォローアップメールの作成や次回ミーティングのスケジューリング、営業リードの管理など、実際の業務に役立てる機能が重要になってくると見られています。
すでに Read AI、Fireflies、Quill といった企業がこうした方向でサービスを展開しているので、Granola も今後の動きに注目が集まりますね。
今回の Granola の動きは、AI を使ったビジネスツールがどんどん進化していることを感じさせます。特に、ユーザーの声を反映して API を整備し、より柔軟に使えるようにしている点は好感が持てます。今後もこうしたツールがどのように企業の働き方を変えていくのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
