Western Union が狙う ステーブルコイン 新送金サービス

みなさん、こんにちは。今回は、世界的な送金サービス大手の Western Union が、インフレ率の高い国々をターゲットにしたステーブルコイン連動のプリペイドカードを開発しているという話題をお伝えします。

Western Union のステーブルコイン対応プリペイドカードとは?

Western Union は、現地通貨の価値が急激に下がる国々で、送金を受け取る人たちの購買力を守るために、米ドル建てのプリペイドカードを提供しようとしています。特にアルゼンチンのように昨年インフレ率が 200% を超えた国が例として挙げられています。

このカードは、Solana ネットワーク上で 2026 年に発行予定の「USDPT(US Dollar Payment Token)」というステーブルコインと連携し、Western Union の送金ネットワークと統合される予定です。ユーザーは送金をこのカードにチャージし、店舗での支払いや Western Union の窓口で現金引き出しが可能になる仕組みです。

Rain との提携で Visa ステーブルコインカードも実現

Western Union は Rain というプラットフォームと提携し、Visa ブランドのステーブルコインカードを発行します。これにより、Rain のウォレットに保管されたデジタル資産を Western Union の店舗で現地通貨に換金できるようになります。

この取り組みは、銀行システムへの依存を減らし、資金の決済をより迅速にするためのオン・オフランプ(入出金の橋渡し)構築の一環だそうです。Western Union は複数のプロバイダーと協力してこのインフラを整備しているとのことです。

Western Union の暗号資産に対する姿勢の変化

実は Western Union はこれまで暗号資産に対して懐疑的な立場を取っていました。2017 年には CTO がビットコインを通貨としては不適切とし、商品に近いものと見なしていたそうです。規制の不透明さや価格変動の激しさ、顧客保護の問題を懸念していたようです。

しかし、2025 年末頃から規制の枠組みが明確になってきたことを受けて、CEO は過去の慎重な姿勢は「ボラティリティや規制の不確実性、顧客保護への懸念」からだったと説明し、方針を転換しています。

その他のステーブルコイン関連の動き

また、パキスタンも自国初のステーブルコイン発行を計画していることが報じられています。パキスタンの仮想資産規制当局のトップは、政府債務の担保としてステーブルコインを活用する意向を示し、金融デジタルイノベーションの先端に立ちたいと述べています。

さらに、中央銀行デジタル通貨(CBDC)と並行してステーブルコインの開発を進めており、ビットコインの戦略的準備金の設立や、ビットコインマイニングと AI データセンター向けに 2,000 メガワットの電力を割り当てるなど、積極的な動きが見られます。

今回の Western Union の動きは、インフレに苦しむ国々の人々にとって、送金の価値を守る新たな手段となる可能性があります。大手送金企業がステーブルコインを活用したサービスを展開することで、デジタル資産の実用性がさらに広がるかもしれませんね。引き続きウォッチしていきたいですね!