Tether が CNH₮ サポート終了の理由とは?
みなさん、こんにちは。今回は Tether が中国のオフショア元(CNH)に連動したステーブルコイン「CNH₮」のサポートを終了するというニュースをお伝えします。
CNH₮のサポート終了、その理由は?
Tether は CNH₮ の新規発行を即時停止すると発表しました。理由としては、需要が低くコミュニティでの採用も限定的だったためだそうです。既に保有しているユーザーは、発表から1年以内にトークンを換金(リデンプション)することが可能で、その後は完全にサービスが終了します。
この決定は、市場環境の変化により CNH₮ の利用状況が Tether の運営基準を維持するのに見合わなくなったことが背景にあるようです。ユーザーには期限までにトークンを換金するよう案内が出されています。
段階的なサービス終了の流れ
今回の CNH₮ の終了は、Tether が過去に行った他のステーブルコインのサービス終了と似た2段階のプロセスで進められます。まずは新規発行の停止、そして1年後に換金サポートの完全終了です。これによりユーザーは急いで売却する必要がなく、落ち着いて対応できる時間が確保されます。
CNH₮ は中国のオフショア元に連動したステーブルコインで、オフショア元は中国本土で使われるオンショア元とは別に国際的な取引に使われる通貨です。Tether の他の法定通貨連動型トークンの一つとして提供されていました。
Tether の今後の注力ポイント
Tether は今後、より利用が活発で長期的に重要なステーブルコインや関連インフラにリソースを集中させる方針です。特に、USDT(テザーの代表的なステーブルコインで時価総額は約1850億ドル)を中心に、流動性の強化やトークン化のインフラ拡充、新しい金融ツールの開発支援に力を入れるとのこと。
また、Tether は過去に顧客情報の流出事件も経験しており、現在はエルサルバドルに本社を置き、スイスにも拠点を持っています。従業員数は300人で、今後18ヶ月でさらに150人のエンジニアを中心に増員予定だそうです。
今回の CNH₮ のサービス終了は、Tether が市場のニーズに応じて資源配分を見直している一例といえそうです。特定の通貨に対する需要が低い場合は、運営コストやリスクを考慮して撤退する判断をすることもあるようですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
