仮想通貨市場 下落の原因と今後の展望

みなさん、こんにちは。今回は、2024年2月27日に再び始まった仮想通貨市場の下落についてお伝えします。今回の下落は、投資家の利益確定と中東地域の地政学的リスクの高まりが背景にあるようです。

仮想通貨市場の動きと背景

ビットコイン(BTC)は6万6,000ドルを下回り、全トークンの市場規模も過去24時間で約2.85%減少し、2兆2,800億ドルを割り込みました。特にPippinトークンは26%の大幅下落、KaspaやZcash、Lighterも6%以上の下落となっています。一方で、DecredやLayerZero、Arbitrum、Internet Computerといった主要トークンは4%以上の上昇を見せました。

米国とイランの緊張が高まる中での下落

今回の仮想通貨の下落は、米国とイラン間の地政学的緊張の高まりが大きな要因とされています。米国はエルサレムの大使館スタッフに対し、非必須の職員は退去するよう指示を出しました。これは、近い将来に米国がイランを攻撃する可能性を示唆していると受け取られています。さらに、レバノンにいる非必須スタッフにも退去命令が出されており、緊張感が増しています。

市場の予測プラットフォームでは、3月中に米国がイランを攻撃する確率が70%以上に上昇しているとの見方もあります。もし中東で新たな紛争が起これば、イランは米国の中東基地を攻撃したり、ホルムズ海峡を封鎖したりすると警告しており、これが世界のインフレを加速させる可能性があります。そうなると、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを行うのが難しくなり、ビットコインが安全資産としての役割を果たせなくなるかもしれません。

利益確定と株式市場の影響

今回の下落は、投資家が最近の価格上昇で利益を確定したことも一因です。ビットコインは今週初めに6万3,000ドルから6万8,000ドルまで上昇し、PippinやPepe、Kaspaなどのトークンも二桁の上昇を見せていましたが、その反動で価格が下がった形です。こうした動きは「デッドキャットバウンス(一時的な反発)」と呼ばれることもあります。

また、仮想通貨市場の下落は株式市場の下落とも連動しています。ダウ工業株30種平均は500ポイント以上下落し、S&P 500やナスダック100も1%以上の下落となりました。株式市場の下落は、プライベートクレジット業界の懸念が背景にあり、Blue OwlやApolloといった企業の動向が注目されています。さらに、米国の1月の生産者物価指数(PPI)が予想を上回る0.5%の上昇を示したことも市場に影響を与えています。

今回の動きは、地政学的リスクと市場の利益確定、そして株式市場の動向が複合的に影響しているようです。今後もこうした要因がどのように仮想通貨市場に影響を与えるのか、引き続きウォッチしていきたいですね!