PTechnology の NPRY トークンで守る通信プライバシー
みなさん、こんにちは。今回は、プライバシー重視の通信エコシステムを展開する PTechnology が、新たに発表したユーティリティトークン「NPRY」についてご紹介します。
PTechnology と NPRY トークンの概要
PTechnology は、セキュアな通話やメッセージング、ビデオ会議、グローバルな eSIM データサービス、さらには今後のハードウェア製品までを含むプライバシー重視の通信エコシステムを提供しています。今回発表された NPRY は、このエコシステム内での支払い手段として設計されたブロックチェーンベースのユーティリティトークンです。
2026 年第 1 四半期までには、PTechnology のサービス全体で NPRY がデフォルトの支払い方法となり、従来のアカウント課金に代わって、匿名性の高いオンチェーンのマイクロトランザクションが使われる予定です。これにより、ユーザーは NPRY の残高から直接、セキュアな音声通話やビデオ会議、プライベートな eSIM データ利用などをシームレスに利用できるようになります。
AI 主導のサイバー犯罪とデータ資本主義への対応
PTechnology の創業者兼 CEO、László Barbuty 氏は「サイバー犯罪はすでに数兆ドル規模の経済であり、データ資本主義や AI によってさらに加速している」と指摘しています。彼らの解決策は「搾取されるデータを一切持たない通信システムと、同じ弱点を再現しない支払いレイヤーを作ること」だそうです。
実際、PTechnology の通信エコシステムは公共の通信事業者とは独立しており、通信内容やメタデータ、連絡先情報を一切保存しません。通話やメッセージは送信先に届いた時点で消去されるため、サイバー犯罪者やデータブローカーが狙う標的が存在しない仕組みになっています。
匿名性を重視した支払いレイヤーとしての NPRY
NPRY トークンは、PTechnology の「プライバシー・バイ・デザイン」の考え方を支払いにも拡張したものです。通信内容を隠すだけでなく、支払い情報からもユーザーの行動や身元が分からないように設計されています。
- サービス料金は NPRY で支払われ、銀行カードや個人 ID に紐づきません。
- PTechnology は支払い情報や請求記録を保存しないため、監視や盗難のリスクが低減されます。
- 銀行口座の取引履歴が見えても、通信内容や利用状況は分からない仕組みです。
Barbuty 氏は「従来のモデルは利用状況、身元、支払い履歴を一つのプロフィールに結びつけていたが、我々はそれらを分離している。システムはアクティブな残高があることだけを認識し、それだけでサービスを提供できる」と説明しています。
トークンの設計とガバナンス
NPRY の総発行量は 10 億トークンに固定されており、チームやアドバイザー、プライベート・パブリックセール、流動性、コミュニティインセンティブ、DAO の財務などに分配されます。ロックアップやリニアベスティング(段階的な権利確定)も設定されており、早期売却を抑えつつ長期的な持続可能性を目指しています。
主なターゲットユーザー
NPRY は幅広いユーザーに開かれていますが、特に以下のような高リスクなコミュニケーションを必要とする層に注力しています。
- 高度な詐欺や音声ディープフェイク攻撃にさらされやすい富裕層やその家族
- 調査ジャーナリスト、交渉人、上級管理職などの高感度プロフェッショナル
- 法律、医療、研究開発分野の企業
まとめ
PTechnology の NPRY トークンは、プライバシーを最優先にした通信サービスの支払いをブロックチェーンで実現しようとする試みです。通信内容だけでなく支払い情報も匿名化することで、サイバー犯罪やデータ資本主義のリスクを減らすことを目指しています。今後、こうしたプライバシー重視のサービスがどのように広がっていくのか、注目していきたいですね。
引き続きウォッチしていきたいですね!
