Cerebras Systems が 10 億ドル調達!AI チップ革命の全貌
みなさん、こんにちは。今回は AI チップメーカーの Cerebras Systems に関する最新ニュースをお伝えします。
Cerebras Systems が 10 億ドルの資金調達、評価額は 230 億ドルに
今週、AI チップを開発する Cerebras Systems が新たに 10 億ドルの資金調達を実施し、企業評価額は約 230 億ドルに達しました。これはわずか 6 ヶ月前の 81 億ドルから約 3 倍の増加となっています。今回のラウンドは Tiger Global が主導しましたが、初期からの支援者である Benchmark Capital も約 2 億 2500 万ドルを投資しています。
Benchmark Capital の戦略と Cerebras の独自技術
Benchmark Capital は 2016 年のシリーズ A ラウンドで Cerebras に初めて投資しており、今回の資金調達のために特別に設立したファンドを通じて支援を続けています。Cerebras の特徴は、物理的に非常に大きなチップ「Wafer Scale Engine」を開発している点です。このチップは 8.5 インチ四方の大きさで、4 兆個のトランジスタを搭載。通常の半導体チップが小さな断片であるのに対し、ほぼ丸ごとのシリコンウェハーを使っているのが大きな違いです。
この設計により、90 万個の専用コアが並列で動作し、複数のチップ間でデータをやり取りする必要がなくなるため、AI の推論処理が従来の GPU クラスターより 20 倍以上高速になるとされています。
OpenAI との大型契約と上場計画
Cerebras はカリフォルニア州サニーベールに拠点を置き、AI インフラ競争で勢いを増しています。先月には OpenAI と 100 億ドル超のマルチイヤー契約を結び、2028 年までに 750 メガワットの計算能力を提供することになりました。OpenAI の CEO であるサム・アルトマン氏も Cerebras の投資家の一人です。
同社は Nvidia のチップよりも高速なシステムを提供していると主張していますが、上場に向けた道のりは簡単ではありませんでした。2024 年上半期の収益の 87% を占めていた UAE の AI 企業 G42 との関係が、米国の国家安全保障上の懸念を引き起こし、IPO 計画が遅延。G42 は投資家リストから外され、現在は 2026 年第 2 四半期の上場を目指して準備を進めているようです。
今回の資金調達や OpenAI との大型契約から、Cerebras が AI チップ市場で存在感を強めていることがうかがえます。巨大なチップ設計という独自のアプローチがどこまで業界に影響を与えるのか、今後も注目していきたいですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
