金融特化 AI TrueNorth が 300 万ドル調達!

みなさん、こんにちは。

金融特化型 AI「TrueNorth」が 300 万ドルの資金調達を実施

最近の調査によると、投資家の約 54% が取引や投資判断に ChatGPT などの AI を活用している一方で、その結果を信頼しているのはわずか 11% にとどまっています。このギャップは、AI の期待と実際の市場でのパフォーマンスの差を示しており、数十億ドル規模の資金の誤配分につながっていると指摘されています。

そんな中、TrueNorth というスタートアップが、金融分野に特化した AI を開発するために 300 万ドルのプレシード資金調達を完了しました。リード投資家は CyberFund で、Delphi Labs や GSR なども参加しています。TrueNorth は「金融知能のための推論レイヤー」と呼ぶ、専門領域に特化した AI を目指しており、特に市場の文脈を理解し誤情報を出さないことに注力しています。

汎用 AI の限界と金融特化 AI の必要性

TrueNorth の共同創業者である Willy Chuang 氏は、Meta や Goldman Sachs での経験から、汎用 AI は市場の高速な動きや複雑な文脈に対応しきれず、誤った判断を下しやすいと語っています。金融は特にリスクが高いため、専門的な知識とリアルタイムの情報処理が不可欠であり、TrueNorth はこれを実現する初のプラットフォームを目指しています。

同社の AI は、トップトレーダーの知見を構造化されたプレイブックに落とし込み、リアルタイムのデータと独自モデルを組み合わせて市場の論理に基づいた判断を行います。内部テストでは、金融特化タスクで 98% の精度を達成し、一般的なモデルより 28% 高い精度と 80% の低遅延を実現しているとのことです。

専門家の知識をデジタルツイン化し、一般投資家にも活用可能に

プロのトレーダーは日々、市場の監視やリスク管理に多くの時間を費やしますが、これを自動化するのは難しいのが現状です。一方で、個人投資家はツールがあっても専門家のようなパターン認識や取引の枠組みを持ちにくいという課題があります。

TrueNorth は、専門家の取引手法を自然言語で AI に組み込み、一般投資家も専門家の論理と規律を持って取引できるようにする仕組みを提供しています。すでに 150 万人以上のフォロワーを持つ教育者とも提携しており、専門家の思考プロセスを忠実に再現することを目指しています。

4 万人以上のユーザーがベータ版を待機中

今回の資金調達により、TrueNorth は 4 万人以上の待機ユーザーに向けてパブリックベータを開始しました。投資家や業界関係者からも期待が寄せられており、AI が単に質問に答えるだけでなく、戦略の実行やリスク管理、環境変化への適応まで行う「エージェント型ワークフロー」の構築を進めています。

興味がある方は、TrueNorth の公式サイトで招待コード「ABEAF9」を使ってベータに参加できるようです。

まとめ

今回の TrueNorth の取り組みは、金融という非常に専門性が高くスピード感のある分野に特化した AI の可能性を示しているように思えます。汎用 AI が苦手とするリアルタイム性や専門知識の深さを補うことで、投資家の意思決定をより正確かつ効率的にサポートできるかもしれませんね。今後の動向に注目しつつ、引き続きウォッチしていきたいですね!