イーサリアム 検閲耐性強化の新機能とは?

みなさん、こんにちは。

🔹 イーサリアムがプロトコルに検閲耐性を組み込むアップグレードを発表

イーサリアムの次期アップグレード「Hegota」では、検閲耐性を強化する新機能「FOCIL(Fork-Choice-Enforced Inclusion Lists)」が導入される予定です。これは2026年後半を目標に開発が進められています。

具体的には、毎ブロックごとに17人のバリデーターがランダムに選ばれ、彼らが有効と認めたトランザクションのリストを提出します。ブロック生成者はそのリストにあるトランザクションを必ず含めなければならず、そうしなければネットワークから拒否される可能性があります。これにより、単一のバリデーターがトランザクションを検閲することが難しくなります。

また、このアップグレードにはスマートコントラクトウォレットやマルチシグ、量子耐性ウォレット、プライバシーツールをイーサリアムのコア機能として組み込むEIP-8141も含まれています。

開発者やコミュニティの反応

イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、このFOCILを「サイファーパンクの原則に基づく、シンプルで美しくないイーサリアムへの回帰」と表現しています。一方で、開発者のアミーン・ソレイマニ氏は、制裁対象のアドレスをフィルタリングするためにバリデーターがトランザクションを強制的に含める仕組みには問題があると指摘し、慎重な議論が必要だと述べています。

なぜ重要なのか?

検閲耐性とは、誰もがトランザクションの処理を妨げられないことを意味します。現在の金融システムでは、銀行や決済サービスが特定の国や個人への送金を止めたり、資産を凍結したりすることがありますが、イーサリアムのこの仕組みでは、ルールに合致したトランザクションは必ず処理されます。

例えば、アメリカからイランへの送金は法律で禁止されていますが、イーサリアム上では技術的にそのトランザクションを止めることはできません。これにより、ユーザー自身がコンプライアンスを管理する必要が出てきますが、政府側からすると対応が難しくなる可能性があります。

この点は今後の暗号資産業界で大きな議論のテーマになりそうです。

🌎 マクロな暗号資産市場の動き

  • 主要暗号資産は再び下落。ビットコインは約6万3千ドル、イーサリアムは約1,810ドルに。
  • ZachXBT氏が大手暗号プロトコルのインサイダー取引に関する調査を予告。
  • Terraform Labsの破産管財人がJane Streetを訴訟。Luna崩壊時の市場操作疑惑。
  • World Liberty FinancialがUSD1の一時的なペッグ崩壊は「協調攻撃」によるものと主張。
  • Crypto.comがOCC(米通貨監督庁)から銀行業許可の条件付き承認を取得。
  • ヴィタリック・ブテリン氏が3,100以上のETHを売却し、イーサリアム財団の活動資金に充てる。
  • ミズーリ州議会がビットコイン戦略準備金法案を再提出。
  • オーストリアがKuCoin EUの業務停止を命令。
  • メキシコの億万長者リカルド・サリナス氏がビットコインの押し目買いを推奨。

💰 トークン・エアドロップ・プロトコルの最新情報

  • Backpack取引所がユーザーがステーキングで株式を獲得できるトークンを導入予定。
  • Based Oneが1,150万ドルの資金調達を発表。パントラ主導で暗号スーパーアプリを開発。
  • USDaiのCHIP ICOトークンセールが正式に開始。時価総額は3億ドル。
  • OpenClawの開発者がDiscordサーバーで暗号資産関連の言及を禁止。投機文化の影響を懸念。

🚚 NFTの動向

  • 主要NFTは軒並み値下がり。Punksは3%上昇したものの、BAYCやPudgyは下落。
  • Ringersが10%の上昇でトップムーバーに。

今回のイーサリアムのアップグレードは、ブロックチェーンの根幹である「検閲耐性」をさらに強化しようという試みで、技術的にも社会的にも非常に興味深い動きです。これが今後の規制やユーザーの使い方にどのような影響を与えるのか、引き続きウォッチしていきたいですね!