ストーカーウェア開発者の業界追放 継続決定!

みなさん、こんにちは。今回は、ストーカーウェア(こっそり相手のスマホなどを監視するソフト)を作っていた人物が、アメリカの連邦取引委員会(FTC)によって業界からの追放を解除されなかったというニュースをお伝えします。

ストーカーウェア開発者の業界追放が継続

スコット・ザッカーマンさんは、Support King という消費者向けスパイウェア会社の創業者で、SpyFone や OneClickMonitor といった子会社も運営していました。しかし、2018年に SpyFone の顧客や監視対象者の個人情報が大量に流出する事件が発覚し、FTC は2021年に彼に対して「監視アプリやサービスの提供・販売・宣伝を禁止する」という命令を出しました。

この命令には、SpyFone が収集したデータの削除や、定期的な監査、サイバーセキュリティ対策の実施も含まれていました。ザッカーマンさんは今年7月にこの禁止命令の解除を求めましたが、FTC はこれを認めませんでした。

過去のデータ流出と再犯疑惑

2018年の事件では、SpyFone の Amazon S3 バケットがセキュリティ研究者によって発見され、写真やメッセージ、音声記録、位置情報など非常にプライベートな情報が誰でもアクセスできる状態で公開されていました。流出したデータには4万4千以上のメールアドレスや、3,666台のスマホにインストールされたスパイウェアの情報も含まれていました。

さらに、2022年にはザッカーマンさんが別のストーカーウェア会社を運営している疑いが報じられました。TechCrunch の調査で、彼の関連会社がFTCの禁止命令を回避しようとしていた可能性が指摘されています。

専門家の見解とストーカーウェアの問題点

デジタル権利団体「Electronic Frontier Foundation」のサイバーセキュリティ責任者、エヴァ・ガルペリン氏は、ザッカーマンさんが禁止命令を甘く見ていた可能性を指摘し、今回のFTCの判断を支持しています。

ストーカーウェアは、恋人や家族のスマホをこっそり監視できるため、違法行為に使われるリスクが高いとされてきました。過去8年間で少なくとも26社のストーカーウェア企業がハッキングやデータ流出を経験しており、こうした企業は利用者や監視対象者のプライバシー保護に失敗しているケースが多いようです。

今回のFTCの決定は、ストーカーウェアの危険性やプライバシー問題に対して厳しい姿勢を示したものといえそうです。こうした監視系アプリの問題は今後も注目され続けるでしょう。引き続きウォッチしていきたいですね!