DeFi が CEX を超える未来とは?最新動向解説

みなさん、こんにちは。今回は、DeFi(分散型金融)が中央集権型取引所(CEX)からどのように市場シェアを奪い、今後どこまで成長できるのかというテーマでお話しします。

DeFi と CEX の勢力図の変化

SynFutures の共同創業者兼 CEO、レイチェル・リンさんは、DeFi と伝統的な金融の橋渡し役として注目されています。彼女によると、2025年の第2四半期だけで DEX(分散型取引所)が約 9,000 億ドルのスポット取引量を記録し、CEX の取引量は大きく減少。これにより、取引量の比率は過去最低を更新したそうです。つまり、DEX は速度や流動性、取引の質で CEX に匹敵するレベルに達してきているということですね。

SynFutures の強みとは?

SynFutures は、オーダーブック型のパーペチュアル(永久)デリバティブ取引を完全にオンチェーンで実現している唯一の DEX です。オーダーブックと AMM(自動マーケットメイカー)を組み合わせることで流動性と取引効率を高め、マッチングと決済もすべてブロックチェーン上で行っています。これにより、ボラティリティが高い時でも市場が安定して動く仕組みを作り出しているとのこと。透明性や自己管理(セルフカストディ)も CEX には真似しづらい強みです。

ユーザーが CEX から DEX に移る理由

リンさんは、ユーザーが CEX から DEX に移る最大の理由は「予測可能性」だと指摘しています。過去の Celsius や FTX の破綻で、ユーザーのリスク評価が根本的に変わりました。CEX でのハッキングや経営ミスによる損失は 110 億ドルを超え、DeFi プロトコルの損失を大きく上回っています。DEX は流動性の透明性や取引の検証可能性、資産の自己管理をデフォルトで提供しているため、信頼を集めているようです。

CEX は今後どうなる?

CEX がすぐに消えるわけではなく、法定通貨の入出金や地域ごとのアクセス拠点としての役割は残ると考えられています。ただし、CEX はオンチェーンのインフラを取り入れたり、DeFi プロトコルと提携したりして、トレーダーの動きに対応し始めています。しかし、根本的な信頼問題や柔軟性の限界は残るため、長期的には分散型システムの上に乗る「入り口」や「インターフェース」としての位置づけに変わる可能性もあるとのことです。

オンチェーンの借入・貸出・取引の実現に向けて

技術面では、ブロックチェーンの性能向上やインフラの強化で、オンチェーンでの複雑な金融商品やスケーラブルな貸出市場が可能になってきています。今後はリスク管理の改善やクロスチェーン流動性の拡大、ユーザー体験の向上が課題です。規制面ではまだ未整備で断片的ですが、オンチェーンの透明性は規制の目的と合致しているため、規制の明確化が進めば追い風になるかもしれません。

伝統的金融機関の対応と抵抗

ブロックチェーンは決済の即時性やカウンターパーティリスクの低減、運用コスト削減、グローバル展開など多くの利点があり、伝統的金融機関も無視できない存在です。一方で、既存の銀行システムや規制の壁は依然として大きく、抵抗も予想されます。しかし、トークン化された金融商品やステーブルコイン、ブロックチェーンベースの信用市場の実験が進む中で、市場の力が抵抗を押しのける可能性もあるようです。

今後のイノベーションと普及の鍵

ユーザビリティの向上が重要視されており、メールサインアップで使えるウォレットやインターフェースの開発が進んでいます。これにより、複雑な仕組みを知らなくても DeFi を利用できるようになるでしょう。また、異なるチェーンやプロトコル、流動性プールの相互運用性が高まることで、資産やユーザーの移動がスムーズになり、断片化が減って直感的な体験が実現すると期待されています。

リアルワールド資産(RWA)のトークン化とその先

RWA のトークン化は重要ですが、それだけが DeFi の全てではありません。伝統的金融の複製だけでなく、DeFi ならではの新しい市場構造や金融商品を生み出すことが真のブレイクスルーになるとリンさんは考えています。ブロックチェーンのプログラム可能性と許可不要の特性を活かし、資産や指数、さらにはアイデンティティに基づく市場も作れる可能性があるということです。

2025 年の驚きと 2026 年への展望

2025 年は Web3 と DeFi が非常に良い状態にある年だったそうです。スケーラビリティや速度が大幅に改善し、手数料もごくわずか。規制当局の姿勢も柔らかくなり、ユーザーが透明性やリスク管理、信頼できる実行を備えた分散型プラットフォームに流れているのが特徴的です。2026 年はチェーンやエコシステムの増加に伴い、相互運用性と使いやすさが DeFi の次の成長段階を左右しそうです。

SynFutures の今後の展望

リンさんは、SynFutures が今後 5 年で単なるデリバティブ取引所から、オンチェーン市場の基盤インフラへと進化すると見ています。金や原油などのリアルワールド資産の取引を拡大し、独立した開発チームが同社のインフラを活用できる「ビルダープログラム」も展開中。2026 年には新プロトコルのメインネットを立ち上げ、より高速で低コスト、CEX に近いユーザー体験を提供する予定です。対応資産の拡充やモバイル対応、ガバナンスの強化も進めていくとのことです。

全体として、DeFi は単なる金融のコピーではなく、新しい市場や資産を創造する可能性を秘めていると感じました。技術の進歩とユーザーの信頼獲得が進む中で、今後の動きから目が離せませんね。引き続きウォッチしていきたいですね!