テザー USDT の利益爆増と USDC 成長の秘密

みなさん、こんにちは。今回はステーブルコイン最大手のテザー(USDT)に関する最新の動きをお伝えします。

テザーの2025年第3四半期利益が100億ドル超え

テザーは2025年第3四半期の監査報告を発表し、年初からの純利益が100億ドル(約1.5兆円)を突破したことが明らかになりました。7月時点で上半期の利益が57億ドルだったため、第3四半期だけで少なくとも43億ドルの利益を上げた計算になります。

この期間中、USDTは170億ドル以上新たに発行され、流通総額は1,740億ドルを超えました。テザーのCEO、パオロ・アルドイノ氏は、世界的に厳しい経済環境の中でもテザーへの信頼が揺るがないことを強調しています。

米国債保有額が過去最高に、準備金の内訳も公開

テザーの準備金の中で特に注目されるのが米国債の保有額で、直接・間接を合わせて約1,350億ドルに達し、過去最高を記録しました。これによりテザーは世界の米国債保有者の中で17位にランクインし、韓国を上回る規模となっています。

また、金の準備金は約129億ドル、ビットコインは約99億ドルと報告されています。こうした多様な資産でUSDTの価値を支えていることがわかります。

セルシウスの訴訟和解と準備金への影響

10月には、テザーがセルシウスの訴訟和解を完了しました。和解金は自己資本から支払われ、流通トークンの裏付けとなる準備金には影響がなかったとのことです。和解時点での準備金総額は1,830億ドルを超えていました。

USDCの成長と規制環境の影響

一方で、JPモルガンの報告によると、サークルのUSDCはオンチェーン活動や時価総額の面でテザーを上回る成長を見せています。USDCの時価総額は今年1月の約430億ドルから約740億ドルへと72%増加し、USDTの32%成長を大きく上回りました。

JPモルガンのアナリストは、USDCの成長を支える要因として、明確な規制枠組みの存在や機関投資家の採用増加を挙げています。特にUSDCの透明性の高い準備金管理や定期的な監査が、金融機関からの信頼を集めているようです。欧州のMiCA規制への準拠も、USDCが選ばれる理由の一つと分析されています。

このように、テザーとUSDCはそれぞれ異なる強みを持ちながら競争を続けている状況が見えてきますね。

個人的には、テザーの巨額な利益と米国債保有の規模は驚きですが、USDCの規制対応や透明性の高さも今後の市場で重要なポイントになりそうだと感じました。ステーブルコイン市場の動向は今後も注目していきたいですね。引き続きウォッチしていきたいです!