イーサリアム フサカ最新容量拡大の全貌

みなさん、こんにちは。今回はイーサリアムの最新アップグレード「フサカ(Fusaka)」に関するニュースをお伝えします。

Blob容量の上限が21に引き上げられる

イーサリアムは2025年3月7日、昨年12月から進めている大型アップグレード「フサカ」の最終段階として、2回目のBPO(Blob Parameters Only)フォークを実施しました。

ここでいう「Blob」とは、2024年3月のデンクン(Dencun)アップグレードで導入された一時的な大容量データストレージのことです。これはレイヤー2ネットワークがトランザクションのバッチデータを低コストでイーサリアムのメインネットに記録するために使われています。正式名称は「Binary Large Object」で、保存期間は約18日間で、その後自動的に削除される仕組みです。

BPOフォークは、完全なハードフォークを行わずにBlobの容量を段階的に拡大できる軽量な更新方法です。1回目のフォークでは、ブロックあたりの目標値が6から10に、最大値が9から15に引き上げられました。今回の2回目の更新ではさらに目標値が14、最大値が21に拡大されています。

このように段階的に容量を増やすことで、イーサリアムはネットワークの安全性を保ちつつ処理能力を高め、アービトラムやオプティミズム、ベースといった主要なレイヤー2ソリューションの取引コストをさらに下げることが期待されています。

フサカアップグレードの中核技術「PeerDAS」

フサカの重要な技術の一つに「PeerDAS」があります。これはバリデーターがBlob全体をダウンロードする代わりに、小さなデータサンプルだけを検証できる仕組みです。これにより、ネットワークの分散性を維持しながら、理論上はデータ処理能力を8倍まで拡大できるとされています。

イーサリアム財団は、ネットワークが増えたスループットを安全に処理できるかを慎重に確認しながら、今後数カ月かけてBlob容量を段階的に拡大していく方針です。

今回のアップデートは、イーサリアムのスケーラビリティ向上に向けた重要な一歩といえそうです。レイヤー2の取引手数料削減やネットワークの効率化に直結するため、今後の動きに注目が集まっていますね。

引き続きウォッチしていきたいですね!