イーサリアム に ZK 技術が メインネット導入へ!
みなさん、こんにちは。今回はイーサリアムの最新動向について、特にゼロ知識証明(ZK)技術のメインネット導入に関する話題をお届けします。
ZK技術がイーサリアムの中核に
イーサリアム財団のシャオウェイ・ワン氏によると、ゼロ知識証明(ZK)はイーサリアムの中期的なロードマップで非常に重要な位置を占めているそうです。ここ1~2年で技術的な大きな進展があり、ZKはプロトコルの基盤として実装可能な段階に近づいているとのこと。
昨年7月には、ZKをイーサリアムのあらゆる層に統合する計画が発表され、まずはメインネット(L1)にzkEVM(ゼロ知識イーサリアム仮想マシン)を導入することが目標とされています。これにより、スケーラビリティの向上やプライバシー保護が強化され、検閲耐性の高いネットワークへと進化が期待されています。
ゼロ知識証明とは?
簡単に言うと、「ある主張が正しい」ということを、その主張の詳細を明かさずに証明できる技術です。例えば、送金の事実は証明できても、送金者や金額の情報は隠したままにできる仕組みです。
これまではZK技術は主にレイヤー2(L2)で使われてきました。代表的なZKロールアップは、トランザクションをオフチェーンでまとめて証明だけをメインネットに送ることで、手数料削減や処理速度の向上を実現しています。しかし、今回の計画ではZKを直接メインネットに組み込むことで、ネットワークのセキュリティ構造自体が変わる可能性があります。
ネイティブzkEVMのメリット
メインネットにzkEVMが導入されると、バリデータはすべてのトランザクションを再実行する代わりに、コンパクトなZK証明を検証するだけでブロックの正当性を確認できるようになります。これにより、必要な計算量が大幅に減り、分散性や信頼性を保ちながらスケーラビリティを高めることが可能になると期待されています。
イーサリアム財団の開発者ソフィア・ゴールド氏は、まずはバリデータがZK証明を検証できる「ZKクライアント」を選択肢として提供し、仕様の策定やバグ検証、監査などに資金を投入して普及を促進すると説明しています。
また、先日アルゼンチンで開催されたイーサリアム開発者カンファレンス「Devconnect」では、ZKを活用した新しいブロック検証プロセスの実演も行われました。こうした動きから、ZK技術は学術研究の枠を超え、実際のプロトコルに組み込まれる段階に入っていることがうかがえます。
トリレンマ解決への期待
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、データ可用性サンプリング(PeerDAS)とzkEVMの組み合わせで、ブロックチェーンの「トリレンマ」(セキュリティ・分散性・スケーラビリティの同時最大化が難しい問題)が解決できると述べています。
トリレンマの半分はすでに昨年の「フサカ」アップグレードで導入されたPeerDASで対応済みで、残りはzkEVMが担う見込みです。zkEVMは実用レベルに近づいており、2026年にはネットワークの一部で利用開始される予定だそうです。
さらに、イーサリアムは最近、フサカアップグレードの最終段階として大容量データストレージ「ブロブ(Blob)」の容量拡大を段階的に進めています。これもスケーラビリティ向上の一環と考えられます。
イーサリアムの未来を支える重要な技術として、ZK証明のメインネット導入は注目すべきトピックです。これが実現すれば、より高速で安全、かつプライバシーに配慮したブロックチェーンが期待できそうですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
