AIで急成長!ビットディアの最新戦略

Bitdeer Group

AI事業がビットディアの収益を押し上げる?

最近、アメリカの証券会社ベンチマークのアナリストが、ナスダックに上場しているビットコインマイニング企業「ビットディア・テクノロジーグループ(BTDR)」の株価について、かなり前向きな見方を再度示したそうです。

その理由の一つが、ビットディアがAI(人工知能)データセンターの開発を自社で完結させる方針を決めたこと。アナリストの方によると、これによって利益率の向上やインフラの強化、そして収益のスピードアップが期待できるとのことです。

ちなみに、目標株価は24ドルから38ドルに引き上げられたそうで、今の株価(26ドル前後)から見ると、まだ50%以上の上昇余地があるという見方も出ているみたいです。過去1年で株価は200%以上も上がっているとのことなので、かなり注目されている印象ですね。

アナリストのコメントでは、「自社でAIや高性能コンピューティング(HPC)施設を開発することで、経済性が高まり、電力を収益化するまでの期間も短縮できる」といった話が出ていました。

また、ビットディアはAIデータセンターの建設やマイニング事業、リグ(マイニング機器)製造まで自社で一貫して行う「垂直統合型」のビジネスモデルを採用している点も、競争力の源になっているようです。

垂直統合型とは?

企画・開発から製造、流通、販売までを自社で一貫して行うビジネスモデルのこと。外部に頼らず、自社で全部やるイメージですね。

他にも、別の証券会社ニーダムも、ビットディアのHPC事業への取り組みを評価して、株価目標を30ドルに引き上げたという話も出ていました。

AI需要は2027年まで続く?

ビットディアは、アメリカ・オハイオ州クラリントンで新しいAIデータセンターの設計を始めているそうです。この施設は、ビットコインのマイニングとAIインフラの両方に対応できる柔軟なものになる予定とのこと。

さらに、AIデータセンター事業のために専門家の採用も進めていて、クラリントンの施設は2026年第3四半期(7~9月)末までに570メガワットでフル稼働できる見込みだそうです。これは当初の予定より1年ほど早いスケジュールみたいですね。

また、東南アジアでもデータセンターのリソースを確保していて、2026年末までにAI専用で200メガワット以上の電力を運用する計画もあるそうです。

ビットディアは、コロケーション(他社のサーバーを自社施設で管理する)サービスとAIファクトリー運営の2つのビジネスモデルを組み合わせて展開していく予定とのこと。

そして、AIコンピューティングの需要増加と供給不足が2027年まで続くと予想していて、うまくいけば2026年末には年間収益が20億ドル(約3,000億円)を超える可能性もあるとしています。

最近は、ビットコインの半減期もあって、他の仮想通貨マイニング企業もAI事業に参入し始めているようです。実際、マイニング企業の株価をまとめたETF(WGMI)は、今年に入ってから2.5倍以上に上昇していて、ビットコイン自体の値上がり率を上回っているという話もありました。

こうした動きは、AIと仮想通貨の世界がどんどん近づいていることを感じさせますね。今後もこの分野の動きには注目していきたいところです。