ビットコイン 4年サイクル 終焉と新展開
みなさん、こんにちは。今回はビットコインの価格動向や市場サイクルに関する最新の見解についてお伝えします。
ビットコインの4年サイクルは終わり?新たな上昇局面へ
暗号資産運用企業 Bitwise のマット・ホーガン最高投資責任者は、ビットコインの伝統的な「4年サイクル」が終わりを迎え、今後10年間は持続的に強いリターンが期待できる上昇トレンドに入ったと話しています。2024年1月に予定されているビットコイン現物ETFの開始や、2025年以降の米国での規制の進展がこの動きを後押しすると見ています。
また、ステーブルコインの成長やトークン化の進展が、これまでの4年サイクルを超える新たな市場の原動力になるとも指摘。2026年には市場全体がさらに上昇すると予想しています。
一方で、仮想通貨管理会社 ReserveOne のセバスチャン・ビー最高投資責任者は、4年サイクルの終焉を断言するのは難しいとしつつも、人間の非合理的な行動が依然として市場サイクルに影響を与えていると述べています。さらに、米国の大手証券預託機関 DTC が巨額の資産のオンチェーン化を発表したことから、新たなサイクルが生まれる可能性もあるとしています。
ボラティリティの低下と投資家の時間軸の違い
両氏は、個人投資家と機関投資家の投資スタイルの違いがビットコインの価格変動の特徴に影響を与えていると説明しています。個人投資家は価格の上昇局面で買い、下落局面で売る傾向が強いのに対し、機関投資家は戦略的な資産配分に基づいて長期的に投資を行うため、価格のボラティリティ(変動率)が低下しているとのことです。
実際、ホーガン氏はこの1年でビットコインのボラティリティが大幅に低下し、NVIDIAの株価よりも安定していると指摘。これは個人投資家から機関投資家への資金移動が進んでいる証拠とも言えそうです。
また、2025年の最高値更新後に価格が下がったのは、4年サイクルを意識した個人投資家が先回りして資金を引き揚げたためと考えられますが、下落幅が限定的だったのは機関投資家の持続的な買い支えがあったからだと説明しています。
ホーガン氏は今後、ビットコインの価格は「階段を上るようにゆっくり上昇し、エレベーターで急降下する」ような動きを見せるかもしれないと予想。これは、動きの速い個人投資家とゆっくり着実に動く機関投資家という、異なる時間軸の投資家が共存しているためだと述べています。
ちなみに、ビットコイン保有者の約3分の2は依然として小規模な個人投資家だそうです。
機関投資家の意識と市場環境の変化
ビー氏は、規制の明確化やETFの登場により、機関投資家にとってのビットコインの位置づけが大きく変わったと指摘しています。5年前は法的なグレーゾーンであり、規制された投資商品もほとんどなかったのに対し、現在はSEC承認のETFやライセンスを持つ保管機関が存在し、まったく別の市場環境になっているとのことです。
ホーガン氏も、5年前は機関投資家からビットコインの仕組みや保管方法についての基礎的な質問が多かったのに対し、今はポートフォリオへの組み込み方やリスク管理、相関関係など実践的な内容が中心になっていると述べています。
さらに、法定通貨の価値下落に対するヘッジとしてビットコインを保有する動きも増えており、ハーバード大学が金やビットコインを保有している例もあるそうです。
今回の話を聞くと、ビットコイン市場はこれまでの単純なサイクルモデルから脱却し、より複雑で多様な要因が絡み合う新しいフェーズに入っているように感じます。個人投資家と機関投資家の動きの違いや規制環境の変化が、今後の価格動向にどのように影響するのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
