今週の ビットコイン 市場動向まとめ
みなさん、こんにちは。
今週のビットコイン市場動向まとめ
今回は国内大手取引所 bitbank のアナリスト、長谷川友哉さんによる今週のビットコイン(BTC)相場の分析をわかりやすくお伝えします。
ビットコインのオンチェーンデータ
まず、ビットコインの取引数やアクティブアドレス数などのオンチェーンデータをチェックすると、日々の取引活動やネットワークの活発さが見えてきます。これらの指標は、ビットコインの利用状況や市場の熱気を測るうえで重要な手がかりとなります。
今週の相場の動き
ビットコインの対円相場は、1700万円前後で底堅く推移していますが、はっきりとした方向感はまだ見えにくい状況です。週の初めには米中首脳会議の調整報道を受けて1650万円台を回復しましたが、トランプ前大統領の関税発表前にショートポジションを取ったとされる「トランプ・インサイダー」の動きが相場の上値を抑える要因となりました。
21日には一時1650万円を割り込みましたが、金相場の急落を受けて反発し1700万円を回復。しかし、同じくショートポジションの増加報道で上げ幅は縮小しました。さらにネットフリックスの決算悪化による株価下落の影響もあり、ビットコインも連動して値を下げる場面がありました。
23日以降は押し目買いの動きが強まり、米中首脳会談の日程が30日に決まったことも好材料となり、再び1700万円を試す展開となっています。
マクロ環境と今後の見通し
マクロ的には、米中首脳会談による関係改善期待や、来週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げや量的引き締め(QT)停止の観測が、ビットコイン相場にとってプラスに働く可能性があります。
ただし、「トランプ・インサイダー」のポジション動向には引き続き注意が必要で、23日時点ではショートポジションはすべて解消されたとのことです。週末には米消費者物価指数(CPI)や米中閣僚による通商協議など重要なイベントが控えており、これらの結果次第で相場の方向性がはっきりしてくるかもしれません。
特にCPIは前年比で3.1%の上昇が予想されており、これは過去のトランプ政権時代でも超えなかった水準です。市場心理にどのように影響するか注目されますが、FRB議長のパウエル氏は利下げ継続の姿勢を示しており、年内に2回の利下げが織り込まれているため、大幅な予想外の結果でなければ利下げ期待は維持されそうです。
米中関係は30日の首脳会談で改善の兆しが見えていますが、レアアース輸出制限や台湾問題など依然としてリスク要因も多く、交渉の行方には注意が必要です。
ビットコインのサイクルと今後の展望
ビットコインは先週、半減期サイクルにおける上昇期間の期限を過ぎたとされ、今月6日に史上最高値をつけた後、10日に急落する動きがありました。これは過去のサイクルの動きを思い起こさせるものです。
ただし、2021年11月の前回最高値時とは状況が異なり、当時はコロナ禍の金融緩和が一巡し、FRBの利上げが始まる直前でした。一方、現在は利下げが始まったばかりで、年内は利下げが続く見込みであり、量的引き締めの停止も現実味を帯びています。
こうした環境下で米中関係が改善すれば、ビットコイン相場には追い風となる可能性が高いと考えられます。
以上、今週のビットコイン市場の動きをまとめました。今後の重要イベントやマクロ環境の変化に注目しつつ、相場の動きを引き続きウォッチしていきたいですね!
