カデナ事業終了で KDA 価格急落の衝撃

みなさん、こんにちは。今回はレイヤー1ブロックチェーン「カデナ」とそのネイティブトークン KDA に関する重要なニュースをお伝えします。

カデナ、事業終了を発表しトークン価格が急落

2025年10月22日、カデナの創業チームが「市場環境の悪化を理由に事業を終了する」と発表しました。この発表を受けて、KDA の価格はわずか90分で約60%も急落しました。カデナは公式の X(旧 Twitter)アカウントで、事業運営の継続が不可能となり、すべての事業活動とメンテナンスを即時停止すると告知しています。

また、プロジェクトに関わったすべての人々への感謝を述べつつ、市場環境の厳しさから分散型プラットフォームの普及と支援が続けられなくなったことを残念に思うとしています。

カデナの背景と競争環境

カデナは2016年にスチュアート・ポープジョイ氏とウィル・マルティノ氏によって設立されました。ポープジョイ氏はかつて JP モルガンのブロックチェーン部門のリーダーを務め、マルティノ氏は米証券取引委員会(SEC)で仮想通貨関連の技術リードを経験しています。

「ビジネス向けブロックチェーン」を目指していたカデナですが、イーサリアムやソラナといった大手チェーンとの競争が激化する中で、ユーザー基盤の維持や収益化が難しくなったことが今回の決断につながったようです。

実際、KDA の時価総額は2021年11月に約40億ドルに達していましたが、現在は約3,090万ドルまで大幅に減少しています。

ネットワークは稼働継続、トークンも存続予定

カデナは事業は終了しますが、ネットワーク自体は独立したバリデータによって引き続き運営されると説明しています。カデナのブロックチェーンは完全に分散化されたプルーフ・オブ・ワーク型であり、運営はマイナーやメンテナーに委ねられているため、事業チームの撤退後もトランザクション処理やブロック生成は継続可能とのことです。

さらに、カデナは新しいバイナリ(ソフトウェア)を提供し、ノード運営者にアップグレードを促す予定であるとしています。

KDA トークンの今後の配分について

KDA トークン自体は引き続き存在し、2029年11月にリリース予定の約8,370万 KDA の配分方法についてはコミュニティと協議を行う方針です。また、2139年までにマイニング報酬として配布される予定のトークンは約5億6,600万枚にのぼるとされています。

今回のカデナの事業終了は、ブロックチェーン業界における競争の激しさや、持続可能なビジネスモデルの構築の難しさを改めて示す出来事と言えそうです。ネットワーク自体は稼働を続けるため、今後のコミュニティの動きやトークンの扱いがどうなるのか、引き続きウォッチしていきたいですね!