ビットコイン相場 最新動向と注目ポイント

みなさん、こんにちは。今回は国内大手取引所 bitbank のアナリスト、長谷川友哉さんによる今週のビットコイン(BTC)相場の週次レポートをわかりやすく解説していきます。

ビットコインのオンチェーンデータ

まずはビットコインの取引数やアクティブアドレス数といったオンチェーンデータの動きをチェックしましょう。これらの指標はビットコインのネットワーク上での活動状況を示しており、取引数の増減やアクティブアドレスの推移は市場の活発さやユーザーの関心度を測る目安になります。

具体的には、日次・月次の取引数やアクティブアドレス数のデータが公開されており、これらを見て市場の動向を把握することができます。

bitbank アナリスト長谷川氏の今週の分析

今週のビットコイン相場は、1100万円台からスタートし、米国とイランの停戦交渉の進展期待で一時1120万円近くまで上昇しました。しかし、イラン側が停戦条件を拒否したことで緊張が高まり、1080万円台まで下落する場面もありました。

その後、米国とイランが2週間の停戦合意に至ったことでリスク選好が強まり、ビットコインは1150万円台まで急反発しました。ただし、イスラエルのレバノンへの軍事行動継続報道が重しとなり、相場は1120万〜1140万円のレンジで推移しています。

10日未明には米国がイスラエルに攻撃停止を要請し、イスラエルも停戦交渉の意向を示したことでリスクオンムードがさらに強まり、ビットコインは1160万円近辺まで上昇しました。

今後の注目ポイント

今後は米国とイランの和平交渉の行方と、3月のインフレ指標が重要な材料となりそうです。和平交渉では双方の主張に大きな隔たりがあり、初回交渉での大きな進展は期待しにくいものの、交渉が継続されるだけでも市場にはプラス材料と受け止められる可能性があります。

また、中東情勢の悪化で上昇した原油価格がインフレ指標に影響を与える可能性があり、予想以上の物価上昇が確認されるとリスク資産全体に下押し圧力がかかるかもしれません。一方で、和平交渉の進展で原油価格の上昇が一過性と見なされれば、インフレ懸念が和らぎリスクオンの流れが強まる可能性もあります。

まとめると、「交渉決裂回避」かつ「インフレが予想通り」であれば、ビットコインは3月の高値である1200万円付近を目指す展開が考えられます。逆に「交渉成果なし」かつ「インフレ上振れ」ならば、地政学リスクと金融引き締め懸念が重なり、ビットコインは6万ドル〜6万5000ドル(約956万円〜1035万円)レンジまで押し戻される可能性もあるようです。

今回のレポートは、ビットコインの価格動向が地政学リスクや経済指標に大きく影響されていることを示しており、今後の交渉や指標発表に注目が集まる状況と言えそうです。

引き続きウォッチしていきたいですね!