中国が ステーブルコイン 規制強化の真意とは?

みなさん、こんにちは。今回は中国人民銀行の潘功勝総裁がステーブルコインに対して強い警戒感を示し、国内の仮想通貨取引規制をさらに強化する意向を表明したニュースをお伝えします。

中国がステーブルコインを金融リスクと位置付ける背景

潘総裁は、ステーブルコインが依然として金融監督の基本的な要件を満たしておらず、違法な資金移動やマネーロンダリング、テロ資金供与の温床となるリスクがあると指摘しました。特に顧客の本人確認(KYC)やマネーロンダリング対策(AML)が不十分だと強調しています。

また、海外でのステーブルコインの発展が一部の発展途上国の通貨主権を脅かしているとの懸念も示しました。こうした動きは、米ドル建てステーブルコインの影響力が強まる中で、中国が自国の通貨である人民元の国際化を進める上での大きな障壁と捉えているようです。

米ドルステーブルコインと人民元の国際化競争

中国の元銀行副総裁である王永利氏は、米ドル建てステーブルコインの優位性が人民元の国際化にとって深刻なハードルになると指摘しています。中国は自国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるデジタル人民元の普及を急ぎ、香港を拠点としたオフショア人民元建てステーブルコインの可能性も模索しているとのことです。

一方、米国側も米ドルの覇権維持のためにステーブルコイン規制を強化しており、トランプ政権時代には「ジーニアス法」と呼ばれる規制法案が可決されています。こうした背景から、ステーブルコインは単なる技術や金融商品以上に、国際的な通貨覇権争いの一端を担っていると見られています。

中国の仮想通貨規制の現状と今後

潘総裁はビットコインなどのステーブルコイン以外の仮想通貨に対しても厳しい姿勢を示し、2021年に中国本土での仮想通貨取引を全面禁止した措置が効果的だったと評価しています。ただし、中国の投資家はVPNを使って規制を回避し、取引を続けているとも指摘されています。

さらに、中国の国家安全部は外国の仮想通貨プロジェクトが高機密の生体認証情報を収集していることに警戒感を示しており、特にサム・アルトマン氏が率いるワールドコインがその対象とみられています。

今回の動きは、中国が自国の金融システムの安定を守りつつ、人民元の国際的な地位を高めるために、ステーブルコインや仮想通貨に対して厳しい規制を続けていることを示しているようです。国際的な通貨競争の中で、デジタル通貨の役割がますます重要になっていることがうかがえますね。

引き続きウォッチしていきたいですね!