イーサリアム L2 の課題と乱立問題を徹底解説
みなさん、こんにちは。今回はイーサリアムのレイヤー2(L2)スケーリングネットワークに関する最近の議論についてお話しします。
ソラナ共同創業者がイーサリアムL2の分散性とセキュリティに疑問
ソラナの共同創業者、アナトリー・ヤコベンコ氏がイーサリアムのL2ネットワークに対してセキュリティ面での懸念を示しました。彼の主張によると、L2はコードベースが非常に大きく、バグの検証が十分にできていないこと、そしてマルチシグ(複数署名)によるカストディ方式がユーザーの同意なしに資金移動を可能にしてしまうリスクがあるとのことです。
さらに、「L2がイーサリアムのセキュリティをそのまま引き継いでいる」という考えは誤りだと強調し、ソラナ上のWormhole ETHとBase上のETHのリスクと収益の関係を例に挙げて、その理屈が成り立たないと指摘しています。
イーサリアムのL2ネットワークは多すぎるのか?
現在、イーサリアムのL2ネットワークは確認済みだけで129件、さらに未審査のものが29件もあるといいます。これについて、レイヤー1プロトコル「アノマ」の共同創業者エイドリアン・ブリンク氏は「必要な量の10倍もL2が存在している」と指摘し、乱立気味であることを懸念しています。
一方で、Web3インフラ企業「Gateway.fm」の共同創業者イゴール・マンドリギン氏は、L2の増加はイーサリアムの健全な成長を示すものであり、多様化とネットワーク拡大の証だと反論しています。また、ポリゴンのL2共同創業者アヌラグ・アルジュン氏も、各L2が高スループットのブロックチェーンとしてイーサリアムに多様な選択肢を提供していると述べています。
L2の乱立がイーサリアム基盤の収益に与える影響
しかし、バイナンス・リサーチの調査では、L2ネットワークの乱立がイーサリアムの基盤レイヤー(L1)の収益を圧迫している可能性が指摘されています。L2は取引手数料が低いため、流動性が分散し、L1の手数料収入が減少しているというわけです。
このように、イーサリアムのL2をめぐる議論は、セキュリティ面やエコシステムの健全性、収益構造にまで及んでおり、業界内でも意見が分かれている状況です。
個人的には、L2の多様化は技術的な選択肢を増やす一方で、セキュリティや収益面での課題も無視できないと感じます。今後どのようにバランスを取っていくのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
