イーサリアム フサカでガス上限が変わる!

みなさん、こんにちは。今回はイーサリアムの次期大型アップグレード「フサカ」に関する最新情報をお伝えします。

フサカでEIP-7825が導入へ

イーサリアム財団の研究開発チームは、フサカアップグレードで「EIP-7825」を実装すると発表しました。これは1つの取引が使えるガスの上限を約1,678万ガスに制限する変更です。すでにホレスキーとセポリアのテストネットで試験運用されており、メインネットではフサカのリリース時に有効化される予定です。

ガス上限制限の背景と狙い

イーサリアムの「ガス」とは、取引やスマートコントラクトの実行に必要な計算コストの単位です。これまでは1つの取引がブロック全体のガス上限(約4,500万ガス)を使い切ることができましたが、これが悪用されると巨大な取引がブロックを占有し、他の取引が処理されなくなるリスクがありました。さらに、1つの取引がブロック全体を占めると、複数の取引を同時に処理する「並列実行」も難しくなります。

そこでEIP-7825では、1取引あたりのガス使用量に上限を設けることで、ブロックが複数の小さな取引で構成されるようにし、サービス妨害攻撃のリスク軽減や処理効率の向上を目指しています。

影響と注意点

この変更はブロック全体のガス上限には影響しません。ほとんどのユーザーの取引は既に1,600万ガス以下なので大きな影響はないと見られています。ただし、複数の処理をまとめて行うバッチ処理系のスマートコントラクトや展開スクリプトは上限を超える可能性があり、フサカ実装後は使えなくなるケースも出てきそうです。

フサカのその他の注目ポイント

フサカはEIP-7825以外にも複数の新しいEIPを導入する大型アップグレードです。特に注目されているのが「ピアデータ・アベイラビリティサンプリング(PeerDAS)」という技術で、バリデーターが大きなデータセットを全部ダウンロードしなくても、小さなサンプルだけで検証できるようになります。これによりイーサリアムのデータ容量が拡張され、スケーラビリティの向上が期待されています。

今後のスケジュール

開発チームの発表によると、10月1日にホレスキーテストネットでEIP-7825が稼働開始し、その後10月14日にセポリア、10月28日にフーディでのテストを経て、12月3日にメインネットでの実装が予定されています。

今回のアップグレードはイーサリアムの安全性と効率性を高めるための重要な一歩といえそうです。特に取引のガス上限を制限することで、ネットワークの健全性が保たれやすくなる点は注目に値しますね。今後の動きも引き続きウォッチしていきたいですね!