コア・サイエンティフィック 33億ドル資金調達でAI事業へシフト
みなさん、こんにちは。今回は、米国の上場暗号資産マイニング企業であるコア・サイエンティフィックが発表した大きな資金調達計画についてお伝えします。
33億ドルの社債発行でAI・HPC事業の融資返済へ
コア・サイエンティフィックは、2031年満期の優先担保付社債を33億ドル(約5,300億円)規模で私募発行する計画を明らかにしました。この調達資金は、AIデータセンター開発に関連した融資枠の返済に充てられる見込みです。
具体的には、同社の完全子会社であるコア・サイエンティフィック・ファイナンスがこの社債を発行し、親会社はJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーから確保している合計10億ドルの融資枠の返済に充てる予定です。この融資枠はAI事業のためのデータセンター開発に使われていました。
また、発行される社債は子会社数社によって保証され、複数の州にまたがるデータセンターの建設完了も同社が保証するとのことです。もし資金が不足した場合は追加で資金を供給し、プロジェクトの完成を確実にする意向も示しています。
ビットコインマイニングからAI・HPC事業へシフト
コア・サイエンティフィックは、これまでのビットコインマイニング依存から脱却し、AIや高性能コンピューティング(HPC)向けのデータセンター事業に軸足を移す動きを強めています。そのための資金確保として、2026年までに保有するビットコインの大部分を売却する計画もあります。現在、同社は約2,537BTC(約310億円相当)を保有しており、上場企業の中でも多い方です。
さらに、2024年からはクラウドプロバイダーのコアウィーブと12年間の契約を結び、AIモデルのトレーニング向けインフラ提供を行う予定で、累計収益は35億ドル(約5,600億円)を見込んでいます。
HPC分野では、モータースポーツのキャデラックF1チームと複数年のパートナーシップを締結。F1チームが扱う大量のリアルタイムデータやシミュレーション解析に対し、高速で処理できるHPCインフラを提供し、レース戦略や車両開発の効率化を支援します。
今回の動きは、暗号資産マイニング企業がAIやHPCといった成長分野に積極的にシフトしようとしている一例として注目されます。資金調達の規模も大きく、今後の事業展開に期待がかかりますね。引き続きウォッチしていきたいですね!
