2025 年 ビットコイン BTC 価格動向と注目ポイント
みなさん、こんにちは。
今回はビットコイン(BTC)の2025年の価格動向について、興味深い分析が出ているのでご紹介します。
ビットコインの価格動向:2022年の弱気相場とほぼ同じ動き?
ネットワークエコノミストのティモシー・ピーターソン氏によると、2025年のビットコインの動きは2022年の弱気相場の底値と非常に似ているそうです。具体的には、日次の価格変動の相関が約80%、月次では98%にも達しているとのこと。
2025年11月は、ビットコインにとって過去最悪クラスの月となっており、多くの投資家が強気を期待していたものの、実際には価格が大きく下落しています。ピーターソン氏は「悪く感じるのは、本当に悪いからだ」とも述べており、今年の11月のパフォーマンスは過去10年の中でも下位10%に入る厳しい状況だと指摘しています。
ただし、過去の傾向から見ると、11月に大きく下げた後の12月は同じくマイナスになることが多いものの、下落幅は比較的小さいことが多いようです。チャートからは、真の価格回復は2026年の第1四半期に入ってから始まる可能性が示唆されています。
機関投資家の動きと仮想通貨ETFの資金流入
一方で、マクロ経済の動きとしては、株式市場への資金流入が加速していることが報告されています。特に2024年11月以降、米国株式ファンドには9,000億ドルもの新規資金が流入しており、そのうち半分は過去5か月間の流入だそうです。これは他の資産クラスを大きく上回る動きです。
この流れは仮想通貨市場にも影響を与えているようで、米国のスポットビットコインおよびイーサリアムのETFには感謝祭の週に合わせて大規模な資金流入が見られました。ビットコインETFには220億ドル、イーサリアムETFにも3億1,200万ドルが流入しており、機関投資家の売り圧力が一段落しつつある可能性が示唆されています。
こうした動きは、年末にかけてリスク資産全般に見られる「サンタラリー」と呼ばれる上昇相場の兆しとも捉えられています。
全体として、2025年のビットコインは過去のパターンをなぞる形で厳しい局面にありますが、機関投資家の動きや資金流入の変化から、今後の展開には注目が集まっています。
個人的には、歴史的な相関がここまで高いのは驚きですが、過去の動きが必ずしも未来を保証するわけではないので、慎重に見守る必要がありそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!
