RWAトークン化の関連企業に投資へ クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のファンドをローンチ

RWAトークン化の関連企業に投資

東京証券取引所のプライム市場に上場する株式会社クレディセゾン(8253)のベンチャーキャピタル部門Saison Capitalは12日、ブロックチェーンのスタートアップ企業を対象にしたファンド「Onigiri Capital」のローンチを発表した。

5,000万ドル(約74億円)規模のファンドで、発表時点ですでに3,500万ドルを確保していると説明。具体的な投資対象は、以下の領域でRWA(現実資産)トークン化のソリューションを開発する企業である。

  • ステーブルコイン
  • 決済
  • トークン化資産
  • DeFi(分散型金融)
  • 金融市場のインフラ

RWAとは

「Real World Asset」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。

「LinkedIn」のOnigiri Capitalのアカウントによれば、今回の発表は「Cointelegraph」に掲載した。すでに公式サイトも作成されており、そこでは上述した投資対象領域などについて説明している。

プレスリリースによればOnigiri Capitalの目的は、米国のイノベーションとアジアのブロックチェーン・金融ネットワークをつなぐ機関レベルの架け橋になること。各創設者がグローバルな金融プロダクトを開発できるように支援していくとした。

ローンチの背景については、RWAトークン化の可能性の高さを指摘。2030年までにRWAトークン化市場の価値が10兆ドル(約1,470兆円)に達する可能性があるとの予測を引用し、米国でブラックロックやゴールドマン・サックスのような大手金融企業がブロックチェーン技術を既存のインフラに活用しているなどと現状を説明した。

Onigiri Capitalの運用については、クレディセゾングループのネットワークも活用すると説明。他にも、マネージングパートナーの投資経験や、日本や韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどのアジア市場における金融機関のネットワークも活かしていくとしている。

Saison Capitalのパートナーで、Onigiri Capitalのマネージングパートナーも務めるQin En Looi氏は発表で以下のようにコメントした。

RWAのイノベーションの重心は移りつつあり、アジアの役割は加速度的に拡大している。

我々は、米国市場で重大な問題に気づいた。それは、日本や韓国、インドネシア、シンガポールのようなダイナミックなアジア市場で成功するために必要な専門的な知識や技術が欠けていることだ。

我々にはアジアにおける経験と深いルーツがあり、米国の創設者や開発者が大規模かつ迅速に真の発展を促進するための足掛かりを即座に提供していく。

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Saison Capitalとは

クレディセゾンは、1951年創設の国内信販大手。主な事業内容は、ペイメント、ファイナンス、不動産関連などである。

同社は、2019年6月にSaison Capitalをシンガポールに創設。創設の発表では、海外のアーリーステージのスタートアップ企業を中心に投融資を行うと説明した。

Saison Capitalの公式サイトを見ると、フィンテックやeコマースに加え、Web3企業にも積極的に投資を行っているようだ。

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