チャールズ・シュワブが語る 暗号資産の価値構造とは?
みなさん、こんにちは。今回は、アメリカの大手金融サービス企業チャールズ・シュワブが示した暗号資産市場の見解についてわかりやすく解説します。
基盤レイヤーとプロダクトが価値を蓄積しやすい
シュワブは暗号資産のエコシステムを「基盤ネットワーク」「インフラストラクチャ」「プロダクト」の3つに分けています。
- 基盤ネットワーク:ビットコインやイーサリアムのようなレイヤー1のブロックチェーンで、市場全体の約78%を占めています。価値の保存やスマートコントラクトのプラットフォームとして機能します。
- インフラストラクチャ:基盤ネットワークとプロダクトをつなぐミドルウェア的な役割で、オラクルやブリッジ、レイヤー2のスケーリングソリューションなどが含まれます。
- プロダクト:ユーザーが直接使うサービスで、取引所やレンディング、ステーブルコイン、資産運用ツールなどが該当します。
シュワブは、価値が蓄積されやすいのは「基盤ネットワーク」と「プロダクト」だと指摘しています。理由としては、基盤ネットワークはすべての取引の土台となり、プロダクトはユーザーと直接つながるためです。一方で、インフラストラクチャはユーザーとの接点が少なく、他のサービスに乗り換えやすいため価値が低くなりがちだと分析しています。
レイヤー2とは?
レイヤー2は「2層目」のブロックチェーンのことで、メインチェーンの負荷を軽減し、処理速度を上げるために取引の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記録します。これにより手数料の高騰や遅延を抑えることが期待されています。
仮想通貨を評価する5つの指標
シュワブは個別の仮想通貨を評価する際に、成長株投資の考え方を応用して以下の5つのポイントを挙げています。
- ネットワーク効果:その技術や製品が業界標準となっているか。利用者が増えるほど価値が高まる仕組みがあるか。
- 市場シェア:時価総額やスマートコントラクトの場合は預かり資産総額(TVL)などで実際の利用状況を測る。
- スケーラビリティ:秒間取引数(TPS)などで測定。分散化やセキュリティとのバランスも重要。
- トークノミクス:供給量の上限や報酬体系、ガバナンス権、所有の集中度などトークンの経済設計を評価。
- リスク:ハッキングや詐欺、開発チームの辞任、政府の圧力など、その仮想通貨特有のリスクを把握する。
例えばイーサリアムは、強いネットワーク効果と圧倒的な市場シェアを持つ一方で、処理速度に課題があり、トークノミクスは平均的と評価されています。
今回のシュワブの見解は、暗号資産の中でも基盤となるネットワークやユーザーに直接届くプロダクトが長期的に価値を持ちやすいという考え方を示しているようです。インフラストラクチャのトークンも価値がないわけではありませんが、例外的な存在になる可能性があるとのことです。
個人的には、こうした視点は投資やプロジェクト選びの参考になりそうですね。特に初心者の方は、どの領域に注目すべきかの指針として役立つかもしれません。引き続きウォッチしていきたいですね!
