ビットコイン 最新動向と地政学リスク分析
みなさん、こんにちは。
今週のビットコイン市場動向とオンチェーンデータ分析
今回は国内大手取引所 bitbank のアナリスト、長谷川友哉さんによる最新のビットコイン(BTC)週次レポートをもとに、今週の市場動向とオンチェーンデータのポイントをわかりやすく解説します。
ビットコインの取引数とアクティブアドレス数
まず、ビットコインのネットワーク上での取引数やアクティブアドレス数は、ユーザーの活動状況を示す重要な指標です。日次・月次のデータを見ると、取引数やアクティブアドレス数に大きな変動は見られず、安定的な利用が続いている様子がうかがえます。
今週の価格動向と地政学リスクの影響
ビットコインの価格は、今週は1100万円前後で推移し、方向感がやや乏しい展開となりました。週初は1080万円付近からスタートし、米国とイランの間での協議や軍事的緊張の動きに大きく影響を受けています。
具体的には、トランプ前大統領がイランへの攻撃延期を表明したことで一時的にリスクが後退し、価格は1140万円台まで上昇。しかし、その後イラン側が協議の事実を否定したことで不透明感が再燃し、価格は1100万円台前半でのレンジ相場に戻りました。
さらに、イランが米国の停戦条件を拒否し、米国が地上戦を視野に入れた作戦を検討しているとの報道もあり、ナスダック市場の調整とともにビットコインも反落する場面がありました。
ビットコインの安全資産としての動き
注目すべきは、原油価格の上昇や米国の金利動向といったマクロ経済の不安定要素がある中で、金(ゴールド)があまり安全資産として機能していない一方、ビットコインは比較的底堅い動きを見せている点です。
これは、年初からの調整で売り圧力が一巡し、戦費拡大や金利上昇による財政悪化懸念が徐々に意識され始めていることが背景にあると考えられます。つまり、ビットコインが割安感から逃避先として選ばれ始めている可能性があるわけです。
今後の展望と注意点
現状、ビットコインの価格動向は中東情勢の影響を強く受けており、米国とイランの協議の進展が見られなければリスクオフのムードが強まる可能性があります。一方で、ビットコインには一定の逃避需要も期待され、下値は限定的かもしれません。
また、戦争の長期化に伴いマクロ経済環境が変化することで、中長期的にはビットコインの下支え要因として意識される可能性もあります。短期的な地政学リスクと中長期的なマクロ環境の両面を注視する必要がありそうです。
以上、今週のビットコイン市場の動きとオンチェーンデータから見えるポイントをまとめました。地政学リスクが引き続き大きな影響を与える中で、ビットコインの動きは従来のリスクオフ時とは少し違った様相を見せているようです。
引き続きウォッチしていきたいですね!
