アメリカ CLARITY 法案 ステーブルコイン合意速報
みなさん、こんにちは。今回はアメリカの仮想通貨規制に関する大きなニュースをわかりやすく解説していきます。
結論
2026年3月20日、アメリカの上院議員トム・ティリス氏(共和党)とアンジェラ・アルソブルックス氏(民主党)が、長らく成立を妨げてきた「CLARITY法案」の中でも特に難航していたステーブルコインの利回り問題で原則合意に達しました。これは法案成立に向けた大きな前進とされていますが、まだ最終決定ではなく、法案成立までにはあと4つの重要な立法ステップが残っています。
この記事の重要ポイント
- ステーブルコインの「保有するだけで得られる利回り(パッシブ利回り)」は禁止される方向に。
- 一方で、取引や送金、プラットフォーム利用に連動した報酬は認められる見込み。
- ホワイトハウスもこの合意を支持しており、予測市場では2026年中の法案成立確率が約72%と評価されている。
- ただし、DeFi関連の規制や倫理規定、銀行規制緩和など未解決の論点も残っている。
- 上院銀行委員会での審議は4月後半が目標、5〜6月に本会議採決が見込まれている。
CLARITY法案とは何か
CLARITY法案は、アメリカの仮想通貨やデジタル資産の市場構造を整理し、どの資産が証券取引委員会(SEC)の管轄で、どれが商品先物取引委員会(CFTC)の管轄かを明確にすることを目的とした包括的な規制法案です。これにより、長年不透明だった規制の枠組みがはっきりし、業界の安定や機関投資家の参入拡大が期待されています。
2025年7月に下院で可決されましたが、上院での審議は難航。特にステーブルコインの利回りをめぐる問題で対立が激化し、Coinbaseが支持を撤回したこともありました。
何が対立していたのか—銀行 vs 仮想通貨企業
対立のポイントはシンプルです。
- 銀行側:ステーブルコインで利回りが得られると、預金者が銀行から資金を引き上げてしまい、地域銀行の融資力が弱まる恐れがあると主張。
- 仮想通貨企業側:ステーブルコインの報酬は銀行の利息とは異なり、規制で制限すると米国の競争力やイノベーションが損なわれると反論。
この対立を受けてホワイトハウスも調整に乗り出し、トランプ元大統領も仮想通貨業界を支持する姿勢を示しました。
合意の骨子——何が決まり、何が決まっていないか
決まったこと
- ステーブルコインを「ただ保有するだけ」で得られる利回りは禁止される。
- 取引や送金、プラットフォーム利用に連動した報酬は引き続き認められる。
この合意はイノベーションを守りつつ、銀行からの預金流出を防ぐバランスを目指したものとされています。
まだ決まっていないこと
- DeFi(分散型金融)に関する規制条項の詳細。
- 政府関係者の暗号資産取引に関する倫理規定。
- コミュニティ銀行向けの規制緩和を含む政治的な調整。
法案成立までの残り4ステップ
| ステップ | 内容 | 見通し |
|---|---|---|
| ① 上院銀行委員会マークアップ | 委員会での改正・採決審議 | 4月後半(イースター休会明け)を目標 |
| ② 上院農業委員会との調整 | CFTC管轄部分の調整 | 時期未定 |
| ③ 上院本会議採決 | フィリバスター阻止に60票が必要。民主党の協力が不可欠 | 5〜6月が現実的なタイミング |
| ④ 下院可決版との調整・大統領署名 | 下院版との調整後、トランプ大統領が署名 | ホワイトハウスの積極関与で署名は見込まれる |
ただし、5月までに上院本会議に上程されなければ、中間選挙の影響で立法が停滞するリスクも指摘されています。
仮想通貨市場への影響
JPモルガンのアナリストは、CLARITY法案の成立をデジタル資産市場にとってポジティブな材料と見ています。規制の明確化により機関投資家の参入が進み、トークン化市場の成長が期待されるからです。
予測市場では法案成立確率が約72%とされ、RippleのCEOも80〜90%の高い見通しを示しています。
ただし、規制内容によっては一部分野に厳しい制約がかかる可能性もあり、今後の動向に注目が集まっています。
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まとめ
- CLARITY法案の最大の障壁だったステーブルコイン利回り問題で原則合意が成立。
- 「保有するだけの利回りは禁止、行動連動型報酬は許可」という内容。
- 法案テキストはまだ公開されておらず、DeFi条項や倫理規定など未解決の課題も残る。
- 上院銀行委員会の審議は4月後半、上院本会議は5〜6月が目標。
- 成立確率は約72%と予測されているが、今後の動きが重要。
今回の合意は大きな前進ですが、まだ法案成立ではありません。これからの数週間が正念場となりそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!
