ビットコイン 底値はまだ先?最新分析解説
みなさん、こんにちは。今回はビットコインの価格動向について、オンチェーン分析企業クリプトクアントの最新レポートをもとに解説していきます。
ビットコインの底値はまだ先?
クリプトクアントは2月12日に発表した週間市場レポートで、ビットコインの弱気相場の底はまだ訪れていない可能性が高いと指摘しています。2月5日にはビットコイン価格が14%下落し、6万2,000ドルまで下がりました。この時点で実現純損失(実際に売却されて確定した損失)は約54億ドル(約8,200億円)に達し、2023年3月以来の大きな損失となっています。
一部の市場関係者はこの損失の大きさから底値が近いと考えていますが、クリプトクアントは月間の実現損失をビットコイン換算で見ると約30万BTCにとどまり、2022年の弱気相場終盤の110万BTCと比べるとまだ低い水準だと分析。つまり、まだ売り尽くしの段階には至っていないと考えられています。
主要指標も底値を示していない
さらに、ビットコインのバリュエーション指標であるMVRVやNUPLも、過去の底値で見られた極端な割安水準には達していません。MVRVは時価総額を実現時価総額で割ったもので、低いほど多くの保有者が含み損を抱えていることを示します。NUPLは未実現利益と未実現損失の差を時価総額で割った指標で、マイナスになると市場全体が含み損の状態です。
クリプトクアントによると、長期保有者の売却もまだ損益分岐点付近で行われており、過去の弱気相場の底では長期保有者が30~40%の損失を被ったタイミングで底が形成されていました。つまり、今はまだ本格的な市場リセットの段階にはない可能性があるということです。
実現価格のサポートラインはまだ試されていない
現在のビットコイン価格は実現価格(市場参加者の平均取得コスト)を約18%上回っていますが、過去のサイクルの底値では価格が実現価格を24~30%下回り、その水準で数ヶ月間底固めが行われていました。クリプトクアントはこのことから、底打ちは短期間の急落で起こるのではなく、時間をかけて進むプロセスだと見ています。
一方で投資商品の資金流出は減速
一方、仮想通貨投資企業コインシェアーズのリサーチ部門は、仮想通貨ETFなどの投資商品からの資金流出が減速していることを指摘。これにより、投資商品の面では相場が底入れした可能性も示唆されています。
今回のレポートをまとめると、ビットコインの価格はまだ本格的な底値圏には達していないものの、投資商品の資金流出減速などポジティブな兆しも見え始めているという状況のようです。
個人的には、こうしたオンチェーン指標や投資動向を複合的に見ていくことが、今後の相場を理解するうえで重要だと感じます。短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点でウォッチしていきたいですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
