TORICO が挑む!日本初の稼ぐ イーサリアム 戦略

みなさん、こんにちは。今回は、東証グロース上場の株式会社 TORICO がイーサリアム(ETH)を大量に取得し、「稼ぐトレジャリー2.0」という新しい企業戦略を進めている話題をわかりやすく解説します。

この記事の結論

TORICO は、2025年12月から2026年3月にかけて合計2,156 ETH(約9.7億円相当)を取得し、イーサリアムの運用に力を入れています。もともとは「漫画全巻ドットコム」を運営するマンガEC企業ですが、暗号資産投資事業を新たな柱に据えています。

この動きは、メタプラネットがビットコインで先行した「トレジャリー1.0」に対し、イーサリアムのステーキングなどで収益を生み出す「稼ぐトレジャリー2.0」を目指すものです。ただし、2026年3月時点でETH価格は取得平均を下回り、約2.5億円の含み損が出ている点や、本業の赤字、上場廃止リスクもあるため、投資には慎重な判断が必要です。

3つの押さえておくべきポイント

  • TORICOは「日本No.1 イーサリアム運用会社」を目指し、2,156 ETH超を保有(2026年3月13日時点)。
  • 従来のビットコイン積み上げ型「トレジャリー1.0」とは異なり、ステーキングで収益を狙う「稼ぐトレジャリー2.0」を掲げている。
  • ETH価格の下落により約2.5億円の含み損があり、本業の赤字や上場廃止リスクもあるため、リスクは高い。

TORICOとは?「漫画全巻ドットコム」からETH運用会社へ

TORICO(証券コード:7138)は、漫画の全巻セット専門ECサイト「漫画全巻ドットコム」を運営する東証グロース上場企業です。マンガ・アニメのIP事業が主軸ですが、特定作品への依存が強く、2024年3月期から2期連続で営業赤字が続いています。

そんな中、暗号資産投資事業に参入し、2025年12月にWeb3ゲーム開発会社と提携して投資対象をビットコインからイーサリアムに切り替えました。100%子会社「TORICO Ethereum」も設立し、イーサリアム運用に本腰を入れています。

ETH取得の経緯を時系列で整理する

2025年12月25日に約216 ETHを初取得し、その後も複数回にわたり買い増しを継続。2026年3月13日時点で累計2,156 ETH、約9.7億円を投じています。ETH価格は下落傾向にあり、平均取得単価よりも低いため含み損が発生していますが、買い増しを続けているのが特徴です。

なぜビットコインではなくイーサリアムなのか

TORICOのアドバイザーである gumi 創業者の國光宏尚氏は、イーサリアムを選んだ理由を以下の3点で説明しています。

  • ステーキングによる運用収益が得られ、保有しながらキャッシュフローを生み出せる。
  • マンガ・アニメ事業とのシナジーが期待できるNFTやトークンビジネスがイーサリアム上で展開されている。
  • 日本市場でイーサリアム運用企業としての独自ポジションを築ける。

ただし、一部では「メタプラネットの模倣に過ぎない」との批判もあり、ETHの価格上昇余地がどこまであるかは未知数です。

「稼ぐトレジャリー2.0」とは何か

従来の「トレジャリー1.0」はビットコインを保有し価格上昇を狙うだけの戦略ですが、TORICOの「稼ぐトレジャリー2.0」はイーサリアムのステーキングやDeFi貸付で運用収益を得ることを目指しています。これにより、価格上昇益に加え安定的なキャッシュフローを生み出し、企業価値の評価モデルを変えようとしています。

2026年2月には業界関係者を招いたイベントも開催し、グローバルな運用アドバイザーも迎えて運用の高度化を進めています。

株価の動向と注意すべきリスク

ETH戦略発表後、株価は約3倍に急騰しましたが、以下のリスクが存在します。

  • 約2.5億円の含み損が発生していること。
  • 本業の赤字が続いていること。
  • 上場維持基準を満たしておらず、上場廃止リスクがあること。
  • 第三者割当増資などによる株式の希薄化リスク。
  • ETH価格のさらなる下落リスク。

これらを踏まえると、TORICOは新しいコンセプトへの期待で動く思惑相場的な側面が強く、一般的な株式よりもリスクが高いと言えそうです。

この潮流がイーサリアム市場に示す意味

TORICOの動きは、日本でイーサリアムを財務戦略の中心に据えた企業が誕生したという市場への大きなシグナルです。これにより、機関投資家や個人投資家が株式を通じてETHの成長に参加できる新たな投資手段が生まれつつあります。

2026年の金融商品取引法改正で暗号資産が正式に投資商品と認められれば、こうした「DAT企業」への投資も加速する可能性があります。今後の展開が注目されます。

国内で選ばれている仮想通貨取引所(タイプ別)

イーサリアム投資を検討するなら、まずは金融庁登録の国内取引所を利用するのが基本です。タイプ別におすすめは以下の通りです。

  • 初心者で少額から始めたい方:bitFlyer(1円から取引・積立可能)
  • 手数料を抑えたい方:SBI VCトレード(入出金・送金手数料無料が多い)
  • アルトコインを幅広く扱いたい方:bitbank、OKJ(多様な銘柄に対応)

まとめ

TORICOは、マンガEC企業から「日本No.1 イーサリアム運用会社」を目指す企業へと大きく舵を切っています。2025年12月から約9.7億円を投じて2,156 ETHを取得し、ステーキングなどで収益を狙う「稼ぐトレジャリー2.0」を日本で初めて本格的に実装しようとしています。

一方で、含み損や本業赤字、上場廃止リスク、株式希薄化などのリスクも大きく、ETH価格の回復が戦略成功の鍵となりそうです。

この新しい企業モデルが日本のイーサリアムエコシステムにどんな影響を与えるのか、引き続きウォッチしていきたいですね!