ビットコイン 今週の動向と注目ポイント
みなさん、こんにちは。
今週のビットコイン動向とオンチェーンデータのポイント
国内の大手取引所 bitbank のアナリスト、長谷川友哉さんが今週のビットコイン(BTC)相場とオンチェーンデータを分析しています。まずはオンチェーンの動きをざっくり見てみましょう。
ビットコインの取引数は日次・月次ともに一定の動きを見せており、アクティブアドレス数も同様に安定的に推移しています。これは、ビットコインの利用や取引が継続的に行われていることを示唆しています。
また、マイニングプールからの送金先を見ると、取引所やその他のサービスへの流れが確認でき、マイナーの動きも市場に影響を与えている様子がうかがえます。
長谷川アナリストによる今週の相場解説
今週の BTC 対円相場は、1100万円から1150万円の間で底堅く推移しています。週初は G7 が緊急石油備蓄の協調放出を検討したことでエネルギー価格の上昇圧力が和らぎ、米国債利回りの低下も相まって BTC が一時上昇しました。
さらに、トランプ前大統領の「戦争はもうすぐ終わる」との発言や、米国がロシア産石油の制裁緩和を検討しているとの報道もあり、相場は1130万円台まで回復しました。
一方で、イランがホルムズ海峡で機雷敷設の準備を進めているとの報道や、イランが原油価格200ドルを覚悟するよう警告したことは相場の上値を抑える要因となりました。
12日の米国市場はリスク回避の動きが強まりましたが、BTC は底堅く推移し、13日には1150万円を試す展開となっています。これは、伝統的な金融市場の動きとは少し異なる動きで、注目されるポイントです。
今後の注目ポイントとリスク
イラン紛争の長期化は戦費の増大を招き、米連邦政府の財政悪化リスクを高める可能性があります。市場がこのリスクを強く意識し始めると、国境を超えた資産としてのビットコインへの資金流入が加速するかもしれません。
ただし、現状では中東情勢の緊迫や原油価格の高騰、米金利の上昇が BTC の上値を抑える要因となっているため、引き続き地政学リスクには注意が必要です。
また、17日から18日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)も重要なイベントです。原油価格の上昇や紛争の長期化を踏まえ、インフレリスクに対する警戒感が強まる可能性があり、政策変更の動向が相場に影響を与えるかもしれません。
チャート的には、前週の高値を更新できればテクニカル的な買いが入りやすい局面ですが、地政学リスクが高い状況では楽観しすぎないほうが良さそうです。
総じて、短期的には中東情勢を中心としたヘッドラインリスクに注意しつつ、米国の財政問題が意識される局面ではビットコインが支えられる可能性もある、という見方ができそうです。
引き続きウォッチしていきたいですね!
