マイクロストラテジーの STRC 資金調達とは?
みなさん、こんにちは。今回は米マイクロストラテジー社が新たに導入した資金調達手法「STRC」について解説します。ビットコインの大量購入に向けて、既存株主の持ち分を希薄化させずに巨額の資金を調達している点が注目されています。
マイクロストラテジーの「STRC」とは?
マイクロストラテジーは、変動金利の永久優先株「STRC」を使い、ATM(随時市場売出)で今週だけで約8億ドルを調達したと見られています。この資金は主にビットコインの購入に充てられており、先週の約1万8,000BTCの購入に続き、今週も1万BTC以上を追加取得した可能性が高いです。
このSTRCは、既存の普通株主の持ち分を希薄化させることなく新たな資金を市場から吸収できる仕組みで、マイケル・セイラー氏が主導して考案した画期的な資金調達方法と評価されています。
STRCの特徴と市場への影響
STRCは2025年7月に上場した優先株の一種で、配当率を毎月調整しながら現金配当を継続的に支払う仕組みを持っています。2026年3月時点では年率11.5%と高利回りで、投資家からの需要が強いことが分かります。
マイクロストラテジーのビットコイン累計取得費用は約560億ドル(約8.9兆円)に達し、平均取得単価は約7万5,800ドル。現在の市場価格がこれを下回っているため、約6,000億円相当の含み損を抱えていますが、それでもSTRCを活用した積極的な資金調達を続けています。
また、最近は1日の取引量が過去最大となる約3億ドルに達し、推定1,420BTCを追加購入したとみられています。さらに、ATMプログラムの規則変更により、時間外取引でも複数の代理人がSTRCを売り出せるようになり、資金調達のペースが加速する見込みです。
今後の注目ポイント
このSTRCによる資金調達は、伝統的な株式市場から仮想通貨市場へ直接資金を流入させる新しいスキームとして注目されています。一方で、巨額の含み損や配当負担の増加に対して市場からは持続可能性を懸念する声もあります。
今後は、STRCの調達ペースの加速と配当負担の増加に対して市場がどのように反応するかが大きな焦点となりそうです。マイクロストラテジーの動きが仮想通貨市場にどのような影響を与えるのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
